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義経千本桜―渡海屋・大物浦―【伊丹・北九州公演中止】

義経千本桜―渡海屋・大物浦―【伊丹・北九州公演中止】

木ノ下歌舞伎

シアタートラム(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

義経千本櫻は、歌舞伎の代表作と言われているが、「仮名手本忠臣蔵」や「四谷怪談」のように、全編を通してこういう芝居、と言えない複雑な物語である。乱暴に言えば、源氏平家の争いを「義経」という人物のエピソードに沿って見ていく、と言うあらすじで、この二段目の「渡海屋―大物浦」と四段目の「河連館」とは内容のつながりもほとんどない。そこが歌舞伎の面白いところでもあるのだが、この木ノ下歌舞伎では、最初にこの粗筋を二十分くらいで一気に見せてしまう。なにか見たような気がした(それは各段を切れ切れに見たことがあるからでもあるが)一昨年だか、花組芝居が全段を一気に見せてくれた公演があったからだ。正直に言うと、全段見たから演劇として満足か、と問われれば、そうでもないのだが、終始一貫の近代劇を見慣れた若者がそこで躓くといけないという配慮らしい。
現代語と現代音楽をバックにしたスタイリッシュなこの冒頭の「時代背景とこの後のあらすじ」部分がよく出来ていて、当時の天皇権力をめぐる争いがよくわかる。音楽と、装置の面白さにつられてここを見てしまうと、そのあとは、古典に従った場面でもついていきやすい。古典の名セリフや見せ場は全部入っている。
「渡海屋―大物浦」は、天皇家に振り回された平家、源氏の二大勢力の激突を、瀬戸内海の港町の船宿を舞台に、見せる、と言う趣向で、両者の策略を歌舞伎お得意の「実ハ」を使って二転三転、見せ場を作っていくので、細かい筋はとても書ききれない。しかし、見ていればそのいきさつが分かるのだから、確かのこのアダプテーションはよく出来ている。
ことに今回は人の世の争いがテーマになっていて、安徳帝入水の説得「争いのない海の底には平和な世界がある」を柱に使っている。
「碇知盛」のような歌舞伎の見せ場も多く取り入れている。知盛はあらすじと本編と二度もバック転をやらなければならないのだからさぞ大変だろう。ほかもほとんどうまくいっているが、魚づくしのセリフで笑いをとるところはうまくいかなかった。語呂合わせが突然出てくると、芸人時代の若者もついてこれないか。ここは歌舞伎役者に敵わないのは仕方がない。
16年の上演の演出多田淳之介の続投。押せ押せの演出で力強い。いつもは凝った小道具が面白い木ノ下歌舞伎だが、今回はほぼ正方形の板の角を上下に八百屋に組んだ舞台がよかった。板には七か所長方形の窓がありそこからの照明を効果的に使っている。音楽は標記がないから既成曲のアレンジだろうが、うまくはまっている。「戦場のメリークリスマス」をおもわせるメロディは少し耳につく。休憩なしの2時間15分。トラムを半分の客でやるのだから劇団は苦しいだろう。ご苦労さま、と言うしかないが次の作品も楽しみにしている。早い機会に昨年上演予定だった「三人吉三」を見せてほしい。

義経千本桜―渡海屋・大物浦―【伊丹・北九州公演中止】

義経千本桜―渡海屋・大物浦―【伊丹・北九州公演中止】

木ノ下歌舞伎

シアタートラム(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/03/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/06 (土)

価格4,610円

6日18時開演回を拝見(130分)。

昨年5月の『三人吉三』でコロナ禍による公演中止を喰らった私にとっては、漸く訪れた木ノ下歌舞伎さんの公演観劇の機会。題目は、作品名を薄っすらと覚えているだけの「義経千本桜」。だが、敢えて何の予習もせずに、観劇に臨みました。

その『義経千本桜』の初段・二段目の各エピソードのうち、特に「渡海屋・大物浦の段」をピックアップした本作。
9年前のNHK大河ドラマ『平清盛』でも明らかになったように、大方のヒトにとって疎いであろう平安末期~鎌倉初期が舞台。その当時の政治や人間関係を観客に案内する、説明台詞の(意図的な?!)クドさにクスクス笑い、反面、ストーリーの底流にあるシリアスな部分に触れては不覚にも涙する…小道具としての衣類・(敢えてベタな)選曲・舞台も合わせた、まさに総合力の130分、堪能させて頂きました。

ネタバレBOX

ファイナル源平合戦のケリがつき、これで終演かなと思ったところから始まる、真のラスト。
亡くなった者達の恨みや未練、いつかは争いの無い世の中に!という願い…知盛が自らの戦死で漸く波間にうっちゃった重荷を、今度は義経が新たに背負うことになります。
現世に居座ったまま盆踊り⁉︎を舞う、白装束の平氏の亡者達に囲まれた義経。その重荷に耐えかねるかのような、悲哀に満ちたシルエットを目にして、胸を締め付ける思いがしました。

【配役】
源義経、他…大石将弘さん
武蔵坊弁慶、他…三島景太さん
義経四天王、他…山本雅幸さん
相模五郎(知盛の部下)、他…夏目慎也さん
入江丹蔵(知盛の部下)、他…武谷公雄さん
渡海屋銀平(実は平知盛)…佐藤誠さん
銀平女房・おりう(実は典侍局(すけのつぼね))…大川潤子さん
銀平娘・お安(実は安徳帝)…立蔵葉子さん
渡海屋下女・さやま(実は安徳帝に仕える侍女)…佐山和泉さん
リバー・ソングス~大阪を流れていた6枚の枯葉~

リバー・ソングス~大阪を流れていた6枚の枯葉~

大阪府・大阪文化芸術フェス実行委員会

ABCホール (大阪府)

2021/02/27 (土) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

大阪の6つの川で、ほのぼの、暖かい、恐怖、ばかばかしい、強い想い、それぞれの物語りの振り幅で、最後にとても面白い。

5つの物語り その間に流れる船に二人の話がつなぐ 川で水切り板挟み 安治川隧道でちょっとほのぼの。 リアルな河童。 川の名は子供の頃からの呼び名が一番。 男を殺した 停電、通りかかった警官も。 流れる小船の二人は、男の遺体が一つ。源八橋西詰を思い出した。

アユタヤ

アユタヤ

MONO

あうるすぽっと(東京都)

2021/03/02 (火) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

◼️約135分(途中休憩込み)◼️
いつものような皮肉が抑えめな、土田英生らしからぬ真っ直ぐですがすがしい劇。時世柄、こういう劇もいいな。もちろん、笑いが冴えているのはいつもながら。ベテランと若手が混在する新生MONOも様になってきて、安心して楽しく観られました。

ネタバレBOX

オチも良かった♪
オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン創造社

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2021/02/26 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

bikeshed
些細な物事ほど重点を置く 瑣末なことほど議論が紛糾する
問題は他にあるのに、その事は話せない。
別の些細な事を話さずにはいられない状況
判断がつかなくなってくる 2転3転 自信も崩れる
あれこれ、本質からずれるものなんでしょう。面白かった。

更地SELECT〜SAKURAⅤ

更地SELECT〜SAKURAⅤ

大森カンパニー

小劇場B1(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

13篇の短編喜劇からなる舞台。
素直に笑わせてもらいました。

眠れない夜なんてない

眠れない夜なんてない

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2021/01/15 (金) ~ 2021/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★

浅見光彦シリーズのドラマを観ているときのように、戦後何十年だからあの人は何歳くらいのはずなんだなとか考えながら観ていました。

ネタバレBOX

天皇陛下が吐血して日本全国が自粛ムードの昭和63年の、マレーシアにある日本人シニア向け介護付きマンションにおける住人たちの話。

当時と比べると、日本人一人ひとりの経済力が落ちていて、今では考えられないように思います。

シベリア抑留された人は分かりますが、兄がマレーシアで戦死した弟が、日本国に捨てられたという感覚を持っていたのには少し驚きました。
戦争前夜の作家たち

戦争前夜の作家たち

Nakayubi.

gallery Main(京都府)

2021/03/06 (土) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

題名と作者を覚えるだけの日本文学で、まともに本で読んだことはない…😓時代時代の苦悩をとても上手く演じられていたと思います。特に女優二名の演技が印象的❗次回も期待してます‼️

チョコレート哀歌

チョコレート哀歌

ノラ

SPACE9(大阪府)

2021/03/06 (土) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

大阪まで遠征できないので初日を配信で拝見。約52分。よかった。
最初14時の回は、10分過ぎぐらいからどうも2人のやり取りに違和感があり、音ずれが起きていたのが分かったので途中で離脱。18時の回で再チャレンジ。この回は問題なし。

ネタバレBOX

配信だとSEの聞こえ方が今イチ。やっぱり生で見たいなあというもどかしさが。
night way

night way

遊劇舞台二月病

ウイングフィールド(大阪府)

2021/02/26 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

膠を作る 牛の屠殺 人が嫌う仕事 牛が何故かわかる嫌がって進まない いいブラシ撫でてやる ハンマーで失神させ片足を釣り上げて逆さ吊りにして、喉を切り血を出す。 膠工場で働くマスナガ、膠工場立ちいかなくなる。ツダショウコ 騙されて援デリ。マスナガの死刑が執行される、二人の刑務官 階段を登れないマスナガを担ぐように押し上げて階段を進める 嫌がって進まない牛と重なる。人が人を追い込んで、どこかでズレる、戻れなくなる思考、取引が終わる、追い込まれる精神状態。 解っていても抜け出せなくなる事。 狂ってしまう事。 人は誰でも狂うかもしれない。

『W の歌劇(うたげき)』

『W の歌劇(うたげき)』

若木志帆

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2021/02/23 (火) ~ 2021/02/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

キラキラだけじゃない、出演の4人の皆さんの 歌 ダンスが、高い技能で磨かれている。
笑い有りの面白い物語。ミュージカルでの台詞から歌に変わるのが、今回初めて心地よく感じた。
台詞の音程から歌の音程へ「セリフ」「歌」「ダンス」を同時に演じる そして伝える だから難しい 何処かがズレると違和感になるんだ。とても上手い4人の ややミュージカル 良かった。

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン創造社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★

◼️90分強◼️
タイトルに偽りなし、黒い笑いの3本立て。どれも題材に目新しさはなく、また、展開に乏しいが、一つ事をこねくりまわし、10分で収まる話を30分に持っていく脚本力は只事ではない。
演技についても述べておくなら、関西演劇らしいテンション高めのお芝居は、当たるとデカいが、客がついてきてくれないと、空振りに終わるリスクも。
あいにく私の観た回は空振りが目立ったような…

ネタバレBOX

マラソン好きな彼女にフルマラソンに誘われ渋々応じた若い男が、同じペースで伴走できる相手欲しさに先輩を誘い込もうとあらゆる理屈を駆使して口説きにかかる1編目が好き。その減らず口を脚本としてしたためおおせた筆力はかなりのもの。
チョコレート哀歌

チョコレート哀歌

ノラ

SPACE9(大阪府)

2021/03/06 (土) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

女性二人の演劇。二人だと表現が限られてくると思うが、限界まで表現できていたと思います。ゆかりの発する言葉には共感できることもあり(男ですが)、目がゆかりを追いかけていました。良かったです。

行間に愛を

行間に愛を

劇団ちゃうかちゃわん32期

大坂大学豊中キャンパス学生会館2階大集会室(大阪府)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/06 (土)公演終了

満足度★★★★

ちゃうかちゃわんらしさが表現されていました。笑い、パフォーマンスも健在で、一回生が短期間であそこまで表現できることに驚きすら感じました。

誤解 Le Malentendu

誤解 Le Malentendu

コズミックシアター

未来ワークスタジオ(大阪府)

2021/03/03 (水) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

海外(西洋)独特の台詞で、聴くことにゲシュタルト崩壊するが、
限られた登場人物 演技力、演技の圧力で引き込まれ、絵を見るような感覚になる、
渇望 恐怖 孤独の感覚で全身を掴まれる様に感じた。
この戯曲は、圧倒的な演技力がないと駄作になる、芝居にするには、とても難しいと思うが、素晴らしい演技力で、渇望 恐怖 孤独が、「愛」と「死」が作る強い「不安」を表現した芝居になっていた。
強い演技力で、名作になっていた芝居

ネタバレBOX

最後 老人の使用人を神と勘違い?して 救いを求めるマリア
「できません」 
皮肉 喜劇か? イエスの母マリアを救わない神にも見えた
ナチス支配下のチェコスロバキア ワルシャワ条約機構軍の軍事介入 ソ連の干渉の世界で地中海への渇望、強い「不安」を表現した芝居
リビング

リビング

Nana Produce

テアトルBONBON(東京都)

2021/03/03 (水) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/03/05 (金) 14:00

115分。休憩なし。

ドレッサー【2月26日(金)は公演中止/兵庫公演中止】

ドレッサー【2月26日(金)は公演中止/兵庫公演中止】

加藤健一事務所

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/02/26 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

芸劇プレイハウスとは言え僅か3日の公演が1日減り、さらに時短に対応できなかったとかで2ステージのみの公演となる。しかも間引き客席。旅一座の座長の狼狽と最早一枚岩でない一座の苦悩が、現実の演劇界にシンクロする。カーテンコールに並んだ姿は役人物とは違う人格ながら等身大にも見え、上演をやり切った事に祝福を送る拍手が鳴り響く会場に同期して、痛くなる程手を叩いた。
台詞に込められた洞察の含蓄、演劇人の盛衰のリアルな残酷さを通して人生の儚さと尊さを滲ませる。

無表情な日常、感情的な毎秒

無表情な日常、感情的な毎秒

エンニュイ

CHARA DE新宿御苑(東京都)

2021/02/25 (木) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2021/02/28 (日) 13:00

価格2,800円

ワークショップ公演ということもあってか出演者の自己紹介に始まり、中の1人の話を掘り下げてそこで出た状況を再現することになるが……という出だしから思わぬ発展をしたり急にSF的状況が挟まれたりで、その跳びかたは夢の中のよう。
同時に今まで観たエンニュイ作品の中で一番「意味が通る会話(笑)」が継続して饒舌・雄弁な感じ。
ではありながら、その「意味が通る会話」も聞いているうちに噛み合っているようないないような浮遊した感覚に変貌……従来は「言葉のゲシュタルト崩壊」だったが、今回は「会話のゲシュタルト崩壊」とでも言うべきか?
やはり「日本語という言語」のゲシュタルト崩壊がエンニュイ作品の狙いではないか?(真顔)
なお、この脚本をこれから12ヶ月の間、毎月変化させて(加除したり人数を変えたり、とのこと)上演する試みとのこと。
できる限りその変化を追ってゆきたいと思った。

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン創造社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつも野村さんの書く脚本は、自分の心にグサグサささってくるんだけど、今回の作品に関しては、今までフォークで刺されてたくらいだったのに、今回はガチのナイフで追いかけ回されてる気分になりました。
多分初めてオパンポン創造社を観た人の中には、あの格好に対する拒否感とかあると思うし、笑える面白さだけを求めて来た人もいたと思うんだけど、私は笑いが起きるだけではない面白さを感じました。

サラッと言ってるセリフの一つ一つが本当にグサグサと、全ての作品においてそれは変わらず。

あとはネタバレにしかならないので、感想はここまでにします。

ほほえみの空

ほほえみの空

劇団ごもじ

アカルスタジオ(大阪府)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

花金(古い。死語)でヘロヘロだったけど、拝見させて頂きました。生きていく力をもらえました。学生演劇とは思えないクオリティーで、大変な中、頑張って生きている人がいて私なんか未々と勇気を頂けた気がしました。コロナの今にはピッタリかも。

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