最新の観てきた!クチコミ一覧

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独裁者モロン

独裁者モロン

劇団さいおうば

シアター711(東京都)

2026/03/13 (金) ~ 2026/03/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/03/15 (日) 18:00

価格3,000円

大東天公国では独裁政治のもと、ひとびとは思想統制下におかれている。
役人が書く小説でさえも、国家の意に沿った形でしか認められない。

そんな中、国家のあり方に違和感を感じたある若い役人が、
国の意に沿わない内容の創作を行っていたことが明らかになる。

反逆罪で告発を・・・
ところが、他の役人の中から同調者が現れる。
かれらは国の意を無視した、自由でのびのびとした作品を作り上げていく。

ここまでは、割とよくある話。
ところが、話は再び逆の方向へ。
結局、最後には独裁者によってみんな取り込まれていく・・・

ここが、この作品の凄いところです。
最後はみんな、取り込まれていく・・・・

時間を感じさせない圧倒的な演技力。
テンポ良い展開。
どれも素晴らしかったです。
ありがとうございました。

墓場、女子高生

墓場、女子高生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

テアトルBONBON(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

学校の裏の墓場で繰り広げられる、女子高生たちのやかましくて、どこか空虚な時間。笑ってふざけているのに、誰も“死”にちゃんと触れられない空気が妙にリアルでした。
名作と言われているだけあって脚本はやっぱり良く、軽さと重さのバランスが絶妙。登場人物たちの躍動感と、その裏にある虚脱感のギャップが心に残りました。

セットも雰囲気があり、キャストの熱演も見応えがあって、会話のテンポや空気感も良かったです。
正直、中盤まではそこまでハマりきれなかったのですが、終盤の展開や台詞が印象的で、一気に引き込まれました。終わってからじわじわ考えてしまう、不思議な後味のある作品でした。

退屈忍者

退屈忍者

MONO

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/03/19 (木) 19:00

MONOには珍らしく時代劇。奥村泰彦さんの凛々し侍姿、立川茜さんの若々しく元気なくノ一、高橋明日香さんのしっかりした静尼役、水沼健さん・金替康博さんの本当ぽい百姓、石丸奈菜美さんのいじらく見えて気の強い娘、土田英生さんのとぼけた代官、渡辺啓太さんの村の名主の人の良さ、それぞれの役がはまりみんな様になっている。戯曲の良さもあると思うがいつも以上にイキイキと役を演じていた。尾方宣久さんが退団した分、渡辺啓太さんの頑張りが目立った。関西の笑いのドタバタのなかにストーリーにシビアな面もあり、展開のテンポも良くあっという間の2時間だった。

ミッキーアイランド

ミッキーアイランド

滋企画

アトリエ春風舎(東京都)

2026/03/09 (月) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきました。

面白かった。

これ、演劇なのかな、とも思った。

いい意味で。手紙のような舞台だったから。

ネタバレBOX

舞台のセットは海。あの世のよう。

そのうえに石の舞台。ベッドのよう。

ラスト、石のベッド…墓石のようなものの両脇に、車椅子とギター。

これは、ボブ・ディランだろ…と思った。

そして物語について考えてみる。思い浮かぶのはFukaiproduceの休止。今でも調べれば簡単な休止の経緯の記事が載っているのが読めると思う。

そして舞台。真面目で悲しい話なのに、笑いで絞らせない。なんか関西の舞台みたい。

思えば昔のFukaiproduceの舞台というのは、ゼロ年代の演劇のようだった気がする。

ゼロ年代とそこからの激しい断絶をうまく視覚化してるな、と思ったのはパフュームの衣装の変遷を見たときだった。うまく言えないんだが、パフュームのゼロ年代の衣装とそれ以降の衣装ははっきり違う気がする。みんなパフュームの音楽性が、とか言うが、違うと思う。ブラックピンクはパフュームより世界で知られているが、美術関係者はパフュームよりブラックピンクを注目していないと思う。パフュームがはっきりほかのアーティストと違うのは、日本…というか正確にはゼロ年代からコロナ近辺までの東京のアイコンとして時代の空気を全域で体現したアーティスト集団の記号であるからだと思う。

僕の思うFukaiproduce羽衣とは、パフュームのゼロ年代の衣装のイメージをそのまま芝居にしたようだった。少なくとも何回か見た感じでは。まぁ全く同じというよりかは、そういうイメージを持ってますよといったところで、僕が思うゼロ年代の音楽、というか芸術とは、変遷はありつつも『①憂い②遊び③少しのゴージャスさ』みたいなのが音符のなかに浮かんで体現されているのが特徴としてある気がし、Fukaiproduce羽衣は、僕の当時感じた雰囲気としては、まさにゼロ年代的なオーラを纏う舞台集団であったと言っても良い気がする。

今回の佐藤滋プロデュースの舞台は、まるでボブ・ディラン✕羽衣的ゼロ年代へのオマージュ✕関西演劇的な感じというのか。直感的に書いたので、たぶんエーアイよりきれいにまとまっていないと思いますが、すみません(苦笑

僕にはそれが手紙にも見えた。

散開?と、それに対する『年取りまくったジジイになっても風に吹かれて車椅子でステージに登場する、ギターを持ったノーベル文学賞受賞者』との対比というのか。もちろん散開?は全然悪いことではない。表現者は全員がボブ・ディランのようにお金があろうと何かを伝えるために車椅子でもステージに出続ける続けることをするべきであるとも言わない。

僕はボブ・ディランを苗場で見た。彼は車椅子だった。車椅子であるから弱い。ここは強者の楽園であるという人間はそこには誰もいなかったと思うが。今では車椅子は彼のトレードマークでもある気がする。彼が連れてきた空気、そしてその空気に包まれた彼の存在そのものが音楽だと思った。この舞台に出てくるムチムチプリンに歌を贈ろうとするジジイ(かろうじて着拒はされていないようだが…)は、自他ともに認める街の変わり者のようだが、存在そのものが音楽であり、うらまちの語り部であり、物語であり、哀しさであり、転がる石ころだった。

クリエイターが年取ってまだ、作り続けられるのか?ステージには立って格好良く入場しなければならないのか?

墓石の上で車椅子とギターで空気と会話し表現して、風に吹かれて生と死を歌い、やがて生み出されたリリックは屍肉のように森の動物たちに分かち合えられて、やがて海に還る。

自分も思ったけど、クリエイターの人がこの作品を見て、真似できそう…とは思わないはず。

この作品は切実なメッセージとしての文脈があり、それをステージから読み解こうという森の動物たち(=観客)がいるから成立するもので、一見語りの舞台だが、かなり構造が複雑で読めない。

批評は構造的にある程度出来る気もするが、この作品は手紙的だから、分析し過ぎると余韻を削る。

例えば自分の親が死んだ時、その感情を分析して満足する人がいるだろうか?

死んで土に還る。ミュージシャンはエコ。アーティストもそうあるべきだと思う。世の中のたいていの職業よりエコ寄りというのか…。エコでインディアンのような彼らは、たいていは生前は街の変わり者で、死んでから表現者の手で神話になる、あるいは表現のツールとなることで生き返る例が多い気がする。神話になる変わり者が裏町にいなかった町は薄い。

なんかそんな感じの実は深刻な話を笑いながら酒場の冗談のように語るから、こちらも少し戸惑ってしまう。

ドイツ語で言うところのシェーンハイトでまちの表が覆われていると、裏は死体ばかりになる。イェリネクの作品がまさにそうした危惧を表現した作品たちだった。岸田國士も長生きしていたらそんな作品を残したのかもしれないと思うような。

この舞台を軽く構造的に見ると、戯曲としては岸田國士戯曲賞を目指していない香りを感じた。絶対ではないが。

物語としてはゼロ年代的な演劇空気を、女の子に歌を贈るボブ・ディラン的というのか…インディアンとかロックとかみたいな輪廻転生的エコ空気感も含めて男の物語として再生し、悲しすぎないように関西演劇的な笑いのフォーマットでくるむ。

観客(=森の動物たち)の笑いの空気で祝祭的に海の上に浮かぶ墓石のステージで起こる神話を眺める。メキシコに行ったことはないが、架空のメキシコのまちの、その街で愛された聖なる酔っ払いの葬式をみんなで出したらこんな感じになるのではないかと思った。酔っ払いでムチムチプリンに空気読めずに歌を贈ろうとして着拒される聖者…着拒はされてなかったんだっけ?イェリネクの提示した恐れに対するヨーゼフ・ロートのシェーンハイトとは真逆の聖なる酔っ払いの神話というのか…。

例えば町一番の権力者や、権力者の愛好したナショナリズム的シェーンハイトを追悼しても恐怖しか伝えられないかもしれないが、裏町で愛された転がる石ころ、聖なる酔っ払いを追悼すると愛を伝えられる。

この差は大きい。

海の上のピアニストというのがあったが、そんなイメージのような。海の上を航海する墓石の上には、やがて旅人が風に還って消えたあと、車椅子とギターが遺される。

まさに立体的で、平面的な戯曲の上で台詞が迷路のように縦走する岸田國士的というのとは真逆な気がする。

でも、本当にそうなんだろうか?岸田國士は戦争が長く続いた歪んだ空気だからこそ、そのような表現手段をとった。

縦走に巡らされた台詞の上から、登場人物の人となりが浮かんでくる。

当たり前だが彼の戯曲の主役は空気ではない。空気から浮かんでくる人間そのものなのだと思う。

ついつい戯曲の完成度が目を見張ると空気に目がいきがちだが、そのさなかから浮かんでくるどうしようもない人間を冷徹に表現したのが岸田國士とも言える。

そういう意味では、本質的なところで岸田國士と全く同じであるとも言える気がする。

戯曲も車椅子も似たもので、墓石の上に連れてってはくれるが、やがて屍肉を食べられて風になったときに遺るその人物の存在感というか、輪郭、それが芸術の全てだと僕は思う。

なんか分析してしまうとすぐに消費されてしまうから、批評は芸術の敵みたいにならないように退散してみる。

分析は、自分なりには何でもたいてい出来る気がするが、分析しすぎないほうがいい場合も多い。正確に言うなら下手に批評するのが良い。あまり完成しすぎるのは良くない気がする。未完成のサグラダ・ファミリアのように。完成するとそれで終わった感じがして、批評が観客の心を覆い始める場合がある。もちろんそうではない。批評は付録であり、海の上の風見鶏程度のものでしかないから。見るも見ないも自由。
牡丹の花は匂えども

牡丹の花は匂えども

遊戯空間

上野ストアハウス(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ブラボー!の一言です。篠本賢一さんが絡んだ舞台をこれまでいろいろ観てきましたが、何もかも手掛けた篠本作品のクオリティの高さに度肝抜かれましたし感服しました。ほんとすばらしかったです。この作品、NHKの朝ドラでそのまま使えますよね。ぜひ篠本賢一さんの脚本で朝ドラでやってもらいたいです。ところで、三味線の方は障子の後ろでリアルに弾いていたのでしょうか… なにはともあれ最高の時間をありがとうございましたm(_ _)m

「ミカンの花が咲く頃に」2026

「ミカンの花が咲く頃に」2026

HOTSKY

座・高円寺1(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

高速道路建設を巡る立ち退きの話。地元への思いはお金には代えられませんが、生活もあるし、家族もいる。行政側も決まったことは進めないといけない。そのあたりの心情がそれぞれの立場から良く表現されていて、身に沁みました。

ガウディ×ガウディ

ガウディ×ガウディ

アニマ出版/テレビ朝日/E Xエンタテインメント/サンライズプロモーション

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2026/03/14 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

沢田研二77歳!この人の唯一無二の武器はこの歌声。こんな音色は他の誰にも奏でられない。客入れSEでストーンズのLIVEがかかっていたがミック・ジャガーもそう。圧倒的な声のオリジナリティー。
2006年から始まった脚本・演出マキノノゾミとの名タッグ=音楽劇。2017年、音楽劇ラストと銘打った『音楽劇 大悪名~The Badboys Last Stand!~』も観に行った。それからも何度かLIVEに行った。一曲歌い終わるごとに「ありがと〜!サンキュー!ありがと〜ね〜!」が口癖。ゴジも志村けんも亡くなったが沢田研二と山田洋次はますます元気。まだまだ光輝き、日本中を照らし出さねば。休憩時間にはリピーターチケットを買い求める往年のジュリー・ファンの行列。複数回観ない人の方が少ないような熱気。沢田研二恐るべし!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』✕『クリスマス・キャロル』風味。


1878年4月、建築士の資格を取得したアントニ・ガウディ25歳(渡辺大知氏)。親友である鋳物職人(後に彫刻家も)のロレンソ・マタマラ(野田晋市氏)に喜びの報告。お祝いに一杯飲ろうぜ。無神論者の合理主義者、自分の才能だけが武器だ。自身の力で未来を切り拓くのさ。

1924年秋、ライフワークとなった大聖堂サグラダ・ファミリアの建設に掛かりっ切りのアントニ・ガウディ72歳(沢田研二氏)。同居して暮らす親友ロレンソ・マタマラ(串田和美氏)が脳腫瘍で視力を失い余命僅かであることを知る。同居を解消し自分はサグラダ・ファミリアの作業小屋兼アトリエで寝泊まりすることを決める。無二の親友との今生の別れ。また生まれ変わっても一緒に仕事をしようとの約束。必ずサグラダ・ファミリアが完成した姿を見に来ような。人生に悔いはないと語るロレンソ、悔いだらけだと自嘲するガウディ。

生涯で一度も家庭を持つことのなかったガウディ。敬虔なカトリック教徒。毎日仕事終わりにサン・フェリペ・ネリ教会へ夕方のミサに通うのが日課。でもその日だけは何か違った。町の様子が何か変だ。そしてばったり出逢ったのは1880年、27歳の自分。まさか45年前にタイムスリップしたのか?これを千載一遇のチャンスと捉えたガウディは若き自分に正しい人生を送る為の指南を始める。後悔することなきように。

神をも恐れぬ不敵な天才青年ガウディが神に跪く敬虔な信徒となった謎。沢田研二氏が渡辺大知氏にどうにか伝えようとしたこの世の真理とは?

ムーンライダーズ白井良明氏率いる豪華バンドの生演奏。串田和美氏に捧げる親友への詩が名曲。忌野清志郎っぽい情感と余韻。泣ける名シーン。ここだけで観に行く価値はある。

野田晋市氏はいつも通り最高だった。いろんなテーマはあるけれど一番胸に来るのは友情。ガウディは幼少時から重度のリウマチ(自己免疫疾患)に悩まされ、激痛でベッドに横になることも出来なくなる。ロレンソ・マタマラの誂えた特製のベッド。緩やかな曲線がガウディの腰の痛みを守るように支えてくれる。その曲線こそが人が人を支える証。誰もが誰かを支えている。

写真のような絵画のような美しいプロジェクションマッピング。立体の構造物に効果的に投影。(人物にライトを当てることで被るのを避けているのか?)

沢田研二氏が階段を昇り降りしなくて良いようにちゃんと計算ずくの演出。志村けんのようなマイムギャグ多発。眉唾に帽子で乾杯!WOW!良いLIVEだった。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

Viva Cataluña=Visca Catalunya。

ガウディの唯一の恋、ペピータ・モレウ。演ずるは中村中さん。複雑な意味を重ねて歌う。

渡辺大知氏はNOAHのKENTAみたい。時々、佐藤銀平っぽくも。

昔、東京ドームでローリング・ストーンズの「Angie」を聴いていてふっと沢田研二を連想した。彼がやりたかった世界とどこか通じた気がした。

二人の心に愛はなく、コートの中には金もない
これで満たされてるなんてとても言えないだろう?
でもアンジー、アンジー
俺達、努力しなかったなんて決して言えないだろう?
須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

LiveUpCapsules

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「脚気」という病は知らないなぁと思っていたら「かっけ」と読むのですね
それは聞いたことがある!
当時は原因不明の病、コロナ禍を知っているので世間の混乱もイメージしやすい
日本最初の医学論争、反対勢力の不気味さ
それでいて主人公 高木兼寛を演じられた佐藤銀平さん(お父さんのB作さんを若いイケメンにした感じ)を中心としたライトな雰囲気と軽快なテンポで重くなりすぎないのが良い
観終わった後、妙に元気が湧く力量ある公演でした

アンサンブルデイズ

アンサンブルデイズ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2026/03/19 (木) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/03/19 (木) 18:00

160分。休憩20分を含む。(60-休20-80)

脚光を浴びない女

脚光を浴びない女

グッバイハローproduce

サンモールスタジオ(東京都)

2026/02/17 (火) ~ 2026/02/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すっかり遅くなりましたが、投稿します!!

ほんとにめっちゃ面白かったです❣️

女性だけの12人キャストで
ど迫力でした!
しばらく女だけの芝居にはまりそうです〜笑
普段思っていても、言えない本音がたくさん出てきて、これまた面白くて🤭
フィナーレで、出演者さんたちが、めっちゃいい顔をされていたのも、ほんとに素敵でした💓
私は、舞台を見て、歓声をあげることができないタチなんですが、感動と興奮で、気がついたら叫んでました〜笑

素敵な時間をありがとうございました❣️

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

LiveUpCapsules

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

知人に誘われて、内容もよく知らぬまま観たが、力のある舞台でよかった。主役の高木兼寛を演じた佐藤銀平って、B作さんの御子息だったのか。

鹿鳴館異聞

鹿鳴館異聞

名取事務所

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2026/03/11 (水) ~ 2026/03/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初見の劇団さんでしたが、素晴らしかったです。
何が真実で、どこまでがフェイクなのか。。。
ネタバレになるので、詳細は控えるが、その謎解きに引き込まれる。
舞台美術もリアルで、脚本の素晴らしさに、熱演の俳優陣。
名取事務所さん、次も観に行きます!!

野々村良枝の失踪

野々村良枝の失踪

タテヨコ企画

シアター風姿花伝(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/03/19 (木) 14:00

座席1階

タテヨコ企画はずっと前から見たいと思っていた劇団だった。やっとその機会が訪れた。結論から言うと、期待通りに面白かった。いや、期待以上に面白かった。今作は認知症の女性を取り巻く家族の群像劇。よく練られている戯曲である。

野々村良枝という70代の女性がお気に入りのリュックサックを持って黙って家を出ていってしまった。彼女はアルツハイマー型認知症。ケアマネジャーの女性を夫の愛人と思い込んで攻撃したり、トイレの失敗を重ねるようになったが、ニートの50代長男らと何とか暮らしていた。長男については今風の「8050問題」であり、良枝のことより仕事もせずパチンコの日々を送るこの息子の方が心配である。
良枝を介護しているのは、二男の妻だ。良枝には3人の子がいたが、長女は一人娘を実家に置いて仕事で海外へ行ってしまって戻ってこない。このように野々村家にはさまざまな困りごとがあるのだが、それらが少しずつ明らかにされていく。なぜ、実の子どもたちでなく「次男の嫁」が主たる介護者なのかも劇中で明かされるが、この人間関係も面白い。

良枝だけでなく、家族一人ひとりの物語がつづられる群像劇。いつの間にかバラバラになってしまった家族の肖像が描かれていく。うまいと思ったのは、狂言回しにケアマネの女性などを配置しているところだ。劇中、ケアマネが認知症の人の思いなどについて語る場面があるが、このあたり、よく取材されていると思った。ただ、多くの利用者を抱えるケアマネが、ここまで一つの家族に深くかかわるケースは現実にはめったにないと思われるが。

冒頭に登場するのは3人の子が小さかった頃の家族旅行だが、いい年をしたおじさん、おばさんがだだっ子を演じるさまには少し、驚かされた。笑うべき場面もあったのだが、客席の多くは引いてしまっていた(笑)
しかしこのシーンが実は、後段で重要なことを示唆していたという答え合わせがなされる。そこまで来て、冒頭のドタバタ親子劇の意味を客席は知ることになるわけで、まあ、年齢・風貌が子どもとかけ離れているという違和感はこの際、不問に付してもよいのだろう。

タテヨコ企画がこのような家族劇を得意としているかどうかは分からないが、今作は、次も見たいと思わせるに十分な出来栄えだった。認知症だけでなく多くの社会的な課題をうまく盛り込んでいる秀作だ。見ないと損するかも。

母と惑星について、および自転する女たちの記録

母と惑星について、および自転する女たちの記録

東北えびす

THEATERえびす(宮城県)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/03/18 (水) 19:00

初日、観賞してきました。それぞれの出演者へ感情移入をしながら時を刻み没頭。
とても考えさせられる内容、作品でした。また観たいです。

牡丹の花は匂えども

牡丹の花は匂えども

遊戯空間

上野ストアハウス(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 初日を拝見、食い入るように観た! 断固、観るべし!! 華5つ☆(追記、3.20 )先ずは観て貰いたい。

ネタバレBOX

 先ずは履物を脱いで小屋入り。足が解放され気持ちがゆったりすると同時に直に床に接することで地球の深部へ身体が通じてゆく感覚に包まれる。板上、舞台美術は極めてシンプルだが、寄席の雰囲気が色濃く漂い、粋そのものである。ホリゾントには襖、襖の上部欄干には“無情迅速”と書かれた額が収まり、恰も時代と場を生きる人、またその哀れや滑稽、哀しみを道連れに生きる人々を、睥睨してでも居るかのようである。下手・上手の側壁には見出し(?)、下手客席側にはめくりが設えられ、板センターやや奥に平台。この平台は高座にもなれば引っ越しの多かった圓朝の屋敷の部屋にもなり、また息子、朝太郎の生母の部屋などになったりもする。基本的に物語に必要な場総てになるので場転での途切れが全くない。食い入るように観ている観客が集中力を削がれるなどという野暮が一切無いのがこの舞台美術の優れた特徴である。
 無論、寄席にも化けるから観客席側の天井部分から黄・赤、黄・赤・・・の順に灯った提灯が下がり、時折噺に合わせる桂 小すみさんの素晴らしい三味の音がいやが上にも感興を添える。尺は途中10分の休憩を挟み2時間半強。 
 物語は江戸の粋を残しつつも、文明開化の波が押し寄せ幕末の安政期に結ばれた米英仏蘭露との不平等条約、清がアヘン戦争で被った重大な領土割譲・被植民地化を目の当たりにしての新国家建設を如何様に成し遂げるか? の難題を抱えつつ先ずは先進国の進んだ技術、社会のノウハウを入手し我が国の近代国家化をどのように成し遂げるか? との争闘の中で明治を迎えた直後の上野のお山での戦、更にその後には征韓論を巡っての内戦が近代国家に曲がりなりにも突進する大日本帝国の政治的状況であった。一方、都市庶民の多くは長屋で相も変らぬその日暮らし、難しい政治や国際情勢なんぞは爪の先程もわかりゃしねえ! そんなことより、今夜の飯は食えるか? 布団は未だあるか? ガキは元気でいるか? ねえねえ尽くしで明日もねえ! のは当たりめいてえ世界だ。下級氏族は慣れぬ商いに活路を見出そうとしたものの、客への応対に言葉の使え方、仕草のイロハすらわかっちゃいねえ、結果商いは失敗。不平旧氏族はあちこちで自由民権運動の活動家として活動した時期があったものの、喰っては行けず、その結果いいように資本家共の汚れ仕事でこき使われた。その勢力の末裔が現在の総会屋にも多い。総会屋の持つ力の源泉は彼らの先祖が握った過去の汚れ仕事の内実を事細かに知っていて、いつでもそれを持ち出して企業を脅せるからだとの話を聞いたことがある。現在迄その資料が有効か否かは知らぬが、基本的ノウハウは共通するであろうから現在でもこういった手合いが相場の裏で動いて居るのかも知れぬ。
 By the way,今作は、こんな裏街道の話ではない。裏街道の話を少しだけ書いたのは朝太郎の生母・里が武士の子で、酒浸りのシーンが出てくるが、その背景は細かく描かれていなかったから、自分が今迄に聞き知った時代に適応できなかった士族出身者の事情を記したまでである。
 今作の本筋は飽くまで落ち目であった名跡・三遊亭を再興した天才落語家、天才創作者、圓朝とその実子・朝太郎の親子関係を中核とし朝太郎の生母、里。義母、幸との確執、圓朝と付き合いの在った政治家井上 馨に落語という芸の持つ社会的意義を認めさせ社会的地位を向上させる算段に尽力したことや著名な山岡 鉄舟との哲学的交流で芸道に対する心得を真摯に語らい(無舌の舌について)、席亭との仲違いでは努力が実って27名もの真打を抱える名跡のトップとして儲けばかりに走る席亭との勝負に出た。即ち圓朝の矜持と芸に拘る姿勢VS寄席経営に重きを置く席亭との対立から対決へと至ったのであった。この争闘の結末以降の引退表明。引退以降の有様が描かれる。
 一方余りに立派な父を持ち、生母・里からの愛情をその幼少期に充分受けることのできなかった朝太郎の、思い切り生母に甘えることができなかったことで心と魂に開いた空虚で底なしの穴は本人にも恐らく充分に意識しきれなかったであろう心と魂の深い傷を拵えていた。一方父圓朝も偉大であり続ける為に自ら選び取っていた自己を律する為の根底的思考の頑なさが、幼い子の柔らかな心と魂の揺らぎを見えなくさせ息子の魂の傷に気付かせなかった。更に天才の天才たる所以、悪に傾く息子を、その原因を深く探り解決することをではなくそのまま放置することで悪の及ぼす善への乱行・苦行を自らの表現という目的の為に本能的に利用する天才故の深い深い業として顕現させてしまう。芸というもの・ことが持つ非人間的な側面の苛烈な責め。恐らく圓朝はこのことを自らの魂の奥で問うことは無意識に避けていただろう。それが天才の宿命でもあり片端性でもあれば、創造力の源泉でもあったに違いない。天才故の悲劇だ。
 天才の生涯は結構不幸なケースが多い。圓朝も華々しい活躍の影に不幸を抱えていた。晩年には血を分けた唯一の息子と絶縁せざるを得なかったからである。義母・幸との経緯、朝太郎が父から絶縁されるに至った経緯は観て確かめて欲しい。一筋縄では行かぬ親子という関係の深さ、念が沁みるであろう。


3月定例公演 樋の酒・小塩

3月定例公演 樋の酒・小塩

国立劇場

国立能楽堂(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/18 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「友枝昭世の『小塩』」

ネタバレBOX

 下京の大野原へ花見に訪れた一行(宝生欣哉、宝生尚哉、宝生朝哉)は、桜の枝を手にした老人(友枝昭世)と出会う。老人は大野原の行幸で伴った在原業平が清和天皇へ入内するまえの藤原高子と契りあった出来事を語り、日が暮れると姿を消す。やがて小塩明神としてこの地に祀られるようになった業平が、在りし日の姿で現れ、かつての日々を懐かしみながら舞う。

 友枝昭世は前シテの老人で小首をかしげたところになんとも言えぬ風情が出る。後ジテの業平は、橋掛かりで悲しみのような諦観のような表情を見せたところがあり、序の舞で軽やかさと格式を見せた。
須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

LiveUpCapsules

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いわゆる脚気論争の舞台化。権威主義や学閥主義の中で、ムダに多くの人命が失われた負の歴史。文豪森鴎外の医学者としての黒歴史とも言われている。色々と考えさせられますね。病因の解明はもちろん重要だが、予防と治療ができるなら、こっちの方が大切だと思う。現代でも川崎病なんかは原因不明だけど、治療と後遺症の予防はほぼ確立してますからね。

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

須く、一歩進む(すべからく、いっぽすすむ)

LiveUpCapsules

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何年ぶりかのスペースゼロでした
協賛が東京慈恵医科大学同窓会だったからか周りはOB医師先生だらけでした
佐藤B作さんの御子息の佐藤銀平さん良かったです
お時間ある方はぜひ

ガウディ×ガウディ

ガウディ×ガウディ

アニマ出版/テレビ朝日/E Xエンタテインメント/サンライズプロモーション

EX THEATER ROPPONGI(東京都)

2026/03/14 (土) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初のイーエックスシアターでした
(駅から意外と遠かったです
地下三階のB3フロア
(Sフロアで観劇
見渡す周りは昔少女のジュリー推したちだらけの満席でした
(男性は全体で20人もいなかったかも
老人ガウディと若き日のガウディが出会ったバックに浮かぶガウディ×ガウディのタイトルにはしびれました
お時間ある方はぜひ

墓場、女子高生

墓場、女子高生

あるいはエナメルの目をもつ乙女

テアトルBONBON(東京都)

2026/03/18 (水) ~ 2026/03/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
登場人物達の何気ないような台詞の中に、刺さるものがありました。
明るく楽しい雰囲気でしたが、テーマは重く、ラストは衝撃的!
役者さん達は、個性豊かな登場人物達をイキイキと演じていて、とても魅力的でした。
観劇後も、死の理由や決別について、ずっと考えてしまいました。
深くて楽しくて、何とも言えぬ感覚の舞台で、観劇出来て良かったです。

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