月とスッポン 公演情報 石井光三オフィス「月とスッポン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    都子の仕草がいちいち面白い
    離婚を考え始めた中年夫婦の物語。
    夫の発した一言がきっかけとなり離婚が表面化した夫婦が入り込んだ長いトンネルの出口のない迷走劇。
    実際の夫婦である二人が、役の上でも夫婦を演じるので割に自然体で息もぴったりだった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    50歳で刑事の夫。48歳のパート兼シナリオライターの妻。二人が離婚を考え始めたのは数年前だが、妻がライターとして本腰を入れ始めたころ、夫婦はすれ違いの毎日となる。夫は「俺達なんで一緒に暮らしてるんだ?」の言葉が発端となって、妻は自分の生き方を模索し、夫もまた定年後の人生を真剣に考え始めていた。

    いよいよ離婚が本決まりになると妻は過去をすっかり清算したように晴れ晴れとした気持ちになって思考はポジティブだ。一方夫はどうもすっきりしない。土壇場になって夫は見えない先の孤独感に打ちひしがれてしまう。

    一般の極々普通の中年夫婦や熟年夫婦の離婚って、こんな感じなんだろうなー、みたいな情景が演じられ、妻の前で鼻毛を抜いたり、靴下の臭いを嗅いだりする夫の汚らしさも表現する。そしてそれを叱る妻。逆に結婚とはそういった汚点も見過ごす度量が必要なのだろうな・・とも感じる。

    離婚劇には毎回のパターンだが潔い妻と、いつまでもジタバタする夫の離婚へ向けての哀歓喜劇。

    物語そのものは特に奇抜に捻じ曲がったストーリーではない。ごくごくありきたりの情景だ。陽の妻と陰に篭る夫の絶妙なバランスが旨味な舞台。



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    2011/04/10 12:35

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