東京の空に 公演情報 オーストラ・マコンドー「東京の空に」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    やっぱり好み
    マコンドーの舞台は今回で2度目だが、やっぱり好みだ。
    どこにでもある日常の女子の内面をクローズアップしたような描写だ。前作と大幅に違う空気感はやはり神戸アキコを起用したことによって繊細な物語にコメディを加味した不思議な味が出ていた。前説から舞台中の神戸アキコの登場場面で織り成されるしゃべりの大半は彼女のアドリブらしいから、やはり怪物だ。笑).....

    そして今回も岡田あがさが魅せる。ワタクシは彼女のファンだが、彼女ほど切羽詰った演技力を得意とする女優も少ない。そして今回も彼女の演技に泣かされた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語は3つの部屋で一人暮らしをしている女子たちの日々と思いを描いたもの。

    引きこもりの星野雫と兄と元恋人の微妙な関係。

    一方で長い間、幼馴染に想いを寄せる女・小宮夏は自分の愛を受け入れて貰えない寂しさから多数の男と毎日のように寝てしまう。自暴自棄になりながら苦しむ感情を岡田あがさの演技力で魅せる。終盤での夏の、捨て身の告白は胸を打たれる。

    そして空き巣に部屋を荒らされた山田秋は彼女の先輩を頼って行くも、そこで織り成される3人の不思議なポジションの描写が絶妙だった。

    これらの短編はオムニバスだがこれらを繋がせる居酒屋でのシーンで神戸アキコが店主をイジクル。更に自分で脱いだのか、脱がされたのか知らないが、観客に対するサービス精神は流石だ!笑

    全体的に凄くいい。とってもいい。素敵な物語だ。

    0

    2011/04/04 12:18

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大