〆(しめ) 公演情報 自転車キンクリーツカンパニー「〆(しめ)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    今、観るべき芝居ではなかった
    震災後、予約済の公演をずいぶんキャンセルし、今日も迷いましたが、チケットも購入していたので、あれ以来初めての観劇となりました。

    行かなければ良かったと後悔しています。

    あまりにも、脚本に求心力がなく、ごくごく個人的な、どうでも良いような内容なので、震災前なら、まあ、それなりに楽しめたのかもしれませんが、とても、そんな気にもなれず、役者さんにも、そういう内容に対するジレンマがあったのか、楽日だと言うのに、どこか心ここにあらずの演技が感じ取れて、この時期に上演すべき作品内容ではなかったなと、役者さんがお気の毒にも感じました。

    また、これは声を大にして、訴えたい思いですが、作演出である主宰の、人間的な常識や見識を疑う部分がたくさんある作品であり、上演でした。

    ネタバレBOX

    死者、行方不明者、3万人近く、被災者20万近くという、戦後最大の同胞の悲劇の最中において、お気楽な虚構世界で言語化してはいけない、NGワードの台詞があまりにも多く、耳を覆いたくなる思いがしました。

    たとえ台本が完成し、稽古が進んでいたとして、「死ぬ」とか、「非常時」というような、現実世界の状況下に、あまりにも思慮の欠ける台詞の差し替えは可能だったと思うし、人情があれば、こうした場合の変更はするべきだと強く感じました。

    特に、主人公が、ライトノベルの原稿の締め切りから逃れたくて、「大型台風とかが来て、パニックで、原稿締め切りが延期しないかな」などど、のたまう台詞には、これを書いてそのまま上演する作家で演出家の見識を疑い、唖然としました。

    飯島さんは、開幕前に、携帯と、地震の際の避難経路の説明を、事務的に注意はしたものの、震災や、この時期に劇場に足を運んだ観客へのメッセージは一切されず、終演後、瀧川さんが、キャストとして挨拶されただけなのも、大変気になりました。
    こういう状況下では、劇団主宰が、何かコメントすべきだと感じてしまうのですが…。

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    2011/03/27 23:40

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