七人の侍なんていらねえ 公演情報 劇団演奏舞台「七人の侍なんていらねえ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    客観から主観への転換・・・空気観の創造・・・
    主宰の久保田猛さんが「つれづれなるままに…」で御挨拶されているように、自身のルーツ観から土一揆・百姓一揆をテーマに、主題通り黒澤映画とは対称的にスーパーマン・ヒーローのいない作品でした。 演劇にはいろいろな形があり、何でもありですが、この作品は、幕切れやコンポジションも持たないまま意図的に出発した作品らしい、農民の連帯意織と支配者への政治的要求・・・・歴史的にも今日でも軽視され、後継問題バラマキなど・・・崩壊しつつある農業生産者の重要性の訴えを軽妙なタッチで描き、実は裏面にはヘビーな主張ある戯曲でした。 劇団の【インターネットラジオドラマ‐大江戸お庭番】をそのまま舞台にしている手法で・・・・・小劇場の役者同志のかけあい舞台を見慣れている方には、多少観熟せないかも知れません・・・ 舞台を観るのも客観ではなく・・・一緒に空気を創り主観を求める手法・・・・だから、主宰は小劇場に拘っているのかもと・・・ラジオにかじり付いて、ときめいて同化していた良き時代を想い出していました。 主宰の久保田さんが入場口でもぎりをされていましたが、いつまでもお元気で、挑戦者として新しい原作をお創りになるのを楽しみにしています。喝采!!!

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    2011/03/22 23:42

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