公演情報
遊戯空間「鏡ヶ池操松影―江島屋騒動-」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
三遊亭圓朝作の「鏡ケ池操松影」の中にある「江島屋騒動」を中心に「怪異」の物語を紡ぐ。迫力ある語りによる心情表現、圧倒的な情景描写が 観て/聴いている者の心を捉えて離さない。怪異の世界観であるが、その奥底には人間の欲望やエゴが渦巻いている。それは一面 人の本質であり 生きている限り持つであろう感情、それを十二分に引き出したと言っても過言ではない。
当日パンフによれば「鏡ケ池操松影」は、膨大な登場人物とエピソードが交錯する長編で、公演では「江島屋騒動」を中心にコンパクトにまとめ上げたとある。遊戯空間は、前作「牡丹の花は匂えども」で 三遊亭圓朝の人物像を描いており、今回は彼の創作ものを上演するという妙。勿論 本作は妖話会stage-6として独立しているから、この朗読だけ聴いても十分楽しめる。物語(脚本-構成・演出)の面白さは言うまでもないが、登場人物と情景描写は語り手による表現力、そして生演奏(和楽器)による音響が効果的に支える。拍子木や助(スケ)板を叩くことで場面転換を表す。
見(聴き)応え十分。
(上演時間1時間50分 休憩なし)