公演情報
sitcomLab「おしとおせ!限界ノンカノン」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2026/08/28 (金) 19:00
当初こそ人気があったものの、今では展開がマンネリ化してきている漫画『限界カノンカノン』最終回のネームを描いている東雲の元に訪れたハウスクリーニングの新井は、最終回のネームの原稿を読んでいるのを東雲に見つかったことで、弱みを握られ、東雲に自分に成りすまして欲しいと頼まれる。
仕方なく引き受ける新井だったが、そこへ『限界ノンカノン』のファンだと言う女性が現れる。
彼女は自分の納得のいく最終回にしてほしいと、東雲になりすましている新井を脅迫し始め、東雲のアシスタントの彼女や関西弁で図々しくて、無駄に存在感があって、圧が強すぎる彼女の母親、漫画『限界カノンカノン』に入れ込み過ぎて、自分で勝手にこういう結末が良いということを語りだす兄、ハウスクリーニングの借金している先輩等、個性豊かでアクが強すぎる登場人物たちが次から次に入ってきて、新井が振り回される様に、時にドタバタあり、ボケ突っ込みありのシチュエーションコメディで、腹が痛くなるほど大いに笑えた。
漫画『限界カノンカノン』の漫画家東雲のアトリエで、訳あって東雲に扮するハウスクリーニングの新井たちの現実世界と、漫画『限界カノンカノン』の人を半殺しに出来る改良型スタンガンを隠し持つヤバ過ぎるファンの女性の漫画の結末を語り出したり、他の登場人物が漫画のこうであってほしい結末を再現するシーンが舞台の前の方で展開されたりはした。
しかし、CoRich舞台芸術!に載ったあらすじでは、漫画『限界カノンカノン』のアクションファンタジーの世界観とそれを描いている漫画家の東雲の現実世界が交錯していくようなアクションファンタジーシチュエーションコメディの様な風な書かれ方をしていたが、実際に観てみると、そんなに交わっているように感じなかった。
ただ、劇の最後の場面で、東雲が描く漫画『限界カノンカノン』の主役カノンと東雲がそれぞれの生きている世界線の境界がその瞬間だけ交わり、2人が言葉少なに会話するのを観るにつけ、アクションファンタジーシチュエーションコメディと言うのがようやっとしっくりときたと感じた。
この、普通は、ありそうでなかなか無い、アクションファンタジーとシュチュエーションコメディが交錯する展開が新鮮で、面白く、印象深かった。