公演情報
カレンブリス「まほろば」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
子供とお婆ちゃんという飛び道具2名がMVP。演出・加藤健一氏ということで何の心配もなかったがそれでも凄い出来。子供は戸張柚(ゆず)さん11歳、小学6年生。もう子役なんかじゃない、女優だ。お婆ちゃんはもりちえさん。暴君ハバネロ。
悟り切った婆ちゃん、家を継ぐ者としての責任感を負う母、東京でキャリア・ウーマンとしてバリバリだけど結婚できない長女、父親不明のシンママで家名を汚した次女、その娘で東京で事務員として働く孫娘。更に次女が祭りの間だけ預かったという小学生の女の子。女6人の真剣勝負。
物語の中心人物、加藤忍さんはTHE女優、圧倒的。毛穴一つ一つから噴き出すような演技。大竹しのぶや原田美枝子など数々の日本の名女優の歴史の系譜を感じた。
嶋村友美さんは受けの笑いに徹し、表情がせいやのよう。
尾身美詞(みのり)さんは藤谷文子っぽかった。
もりちえさんは開場中の客入れまでやっていて始まったら置物のような老婆に。
久我音寧(ねね)さんは木﨑ゆりあっぽい。
戸張柚(ゆず)さんは役の理解度が高い。
トランプをしながらの会話シーンは戯曲指定なのか演出指定なのか?『ジン・ゲーム』で加藤健一氏が本当にゲームをしながら台詞を言うことの大変さを力説していたので敢えて狙ったのかなと思った。
嵐のように感情が吹き荒れる舞台、徐々に静まり、雲の間からうっすらと光が差す。