ギンノベースボール 公演情報 ラビット番長「ギンノベースボール」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    野球モノというのが一体何を描くのか分からなかったが野球が大好きで人生の要所要所に野球が絡んでいた者達による人生詩だった。自分はそこまで野球に思い入れのない人間だが古希リーグ(70歳以上の野球チームによるリーグ戦)の実在には驚いた。嘘だろ、まだやるのか?そんなイカれた爺ちゃん達の抒情詩。孫娘が呼ぶ声がする。「お爺ちゃ〜ん」。全員振り返って「は〜い」。
    高齢者=シルバー=銀。

    時代設定は1998年、この年に古希となると丁度高校生の時に学徒動員、学徒出陣を強制された世代。戦争で青春時代を台無しにされた者達が70過ぎてもまだ求め続けるもの。そして3年前に起きた阪神・淡路大震災。

    肩が上がらなくなった井保三兎氏と認知症で徘徊癖のある江崎香澄さん夫婦。補欠だった為、行けなかった甲子園。(戦時中は選手9名しか行けなかった)。チームは剛速球投手・大川内延公氏、強打者・西川智宏氏を擁して見事に優勝を果たす。戦後、誘われて皆と一緒の草野球チームに合流、それから数十年。今年の古希リーグの決勝大会は甲子園球場で開催されることを知る。果たせなかった甲子園に行く夢が巡り巡ってもう一度。
    ※戦時中、1941年から1945年まで甲子園(全国高等学校野球選手権大会)は中止となった。だが1942年夏に「幻の甲子園」と呼ばれる大会が開催されている。今作はそれをモデルにしている。

    チームの試合や練習終わりの行きつけ居酒屋「若竹」の店長、野崎保氏は加山雄三キャラ。
    そこの新人店員、将来を嘱望された高校球児だった神﨑(こうざき)飛鳥氏は陰の主人公でもある。
    福冨翔氏はコットンのきょんに似ている。長谷川景(あきら)氏にも。
    西川智宏氏の素振りは文句なくカッコイイ。
    MVPは江崎香澄さん。若い頃に戻ったシーンが素晴らしい。人生も人間も地続き。確かに全てが在って此処にいる。

    ネタバレBOX

    元プロ棋士でチームの監督を務める松沢英明氏による惚けて亡くなった母親の述懐が胸を打つ。子供達を女手一つで育て上げた気丈な母、嫁姑争いにも決して弱味を見せなかった母。認知症の進行と共に汚してしまった下着を手にオロオロと嫁に頭を下げるその姿。

    クライマックス、老けメイクを外し、若き日々に戻る面々。若返った老人達が話だけで聞いていたエピソードを生き生きと再現してみせる。そしてそのままの姿で地区大会決勝の球場に話は戻る。マウンドで投球動作に入った井保三兎氏の胸に去来する溢れんばかりの激情。胸いっぱいの人生。全てを肯定してやる!

    ※鯉の巾着が妙に気になった。
    ※B.B.クィーンズ「君にコケコッコー!」

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    2026/09/06 15:35

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  • ヴォンフルー様
    「ギンノベースボール」ご観劇いただきありがとうございます。
    細かなところまで観ていただけて幸せです!

    ちなみにあの巾着にはお菓子がたくさん入っていて
    昔、孫たちにあげていたようにヘルパーの丸山や川内さんのお孫さん(光)にもお菓子を渡してました🐟🐟🍩🐟🐟

    2026/09/08 16:54

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