ギンノベースボール 公演情報 ギンノベースボール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「古希野球」に挑むシニアたちの情熱と人生模様が詰まった、笑えて泣ける胸熱な舞台でした。
    ​いくつになっても熱中できるって素晴らしいと言う温かい勇気がもらえる作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    野球モノというのが一体何を描くのか分からなかったが野球が大好きで人生の要所要所に野球が絡んでいた者達による人生詩だった。自分はそこまで野球に思い入れのない人間だが古希リーグ(70歳以上の野球チームによるリーグ戦)の実在には驚いた。嘘だろ、まだやるのか?そんなイカれた爺ちゃん達の抒情詩。孫娘が呼ぶ声がする。「お爺ちゃ〜ん」。全員振り返って「は〜い」。
    高齢者=シルバー=銀。

    時代設定は1998年、この年に古希となると丁度高校生の時に学徒動員、学徒出陣を強制された世代。戦争で青春時代を台無しにされた者達が70過ぎてもまだ求め続けるもの。そして3年前に起きた阪神・淡路大震災。

    肩が上がらなくなった井保三兎氏と認知症で徘徊癖のある江崎香澄さん夫婦。補欠だった為、行けなかった甲子園。(戦時中は選手9名しか行けなかった)。チームは剛速球投手・大川内延公氏、強打者・西川智宏氏を擁して見事に優勝を果たす。戦後、誘われて皆と一緒の草野球チームに合流、それから数十年。今年の古希リーグの決勝大会は甲子園球場で開催されることを知る。果たせなかった甲子園に行く夢が巡り巡ってもう一度。
    ※戦時中、1941年から1945年まで甲子園(全国高等学校野球選手権大会)は中止となった。だが1942年夏に「幻の甲子園」と呼ばれる大会が開催されている。今作はそれをモデルにしている。

    チームの試合や練習終わりの行きつけ居酒屋「若竹」の店長、野崎保氏は加山雄三キャラ。
    そこの新人店員、将来を嘱望された高校球児だった神﨑(こうざき)飛鳥氏は陰の主人公でもある。
    福冨翔氏はコットンのきょんに似ている。長谷川景(あきら)氏にも。
    西川智宏氏の素振りは文句なくカッコイイ。
    MVPは江崎香澄さん。若い頃に戻ったシーンが素晴らしい。人生も人間も地続き。確かに全てが在って此処にいる。

    ネタバレBOX

    元プロ棋士でチームの監督を務める松沢英明氏による惚けて亡くなった母親の述懐が胸を打つ。子供達を女手一つで育て上げた気丈な母、嫁姑争いにも決して弱味を見せなかった母。認知症の進行と共に汚してしまった下着を手にオロオロと嫁に頭を下げるその姿。

    クライマックス、老けメイクを外し、若き日々に戻る面々。若返った老人達が話だけで聞いていたエピソードを生き生きと再現してみせる。そしてそのままの姿で地区大会決勝の球場に話は戻る。マウンドで投球動作に入った井保三兎氏の胸に去来する溢れんばかりの激情。胸いっぱいの人生。全てを肯定してやる!

    ※鯉の巾着が妙に気になった。
    ※B.B.クィーンズ「君にコケコッコー!」
  • 実演鑑賞

    たくさんの人数がいたけれど、
    王道の物語のなかにきれいにまとめあげられていた
    それぞれのショートストーリーが魅力的で弾き込まれた
    美術もなるほどなあ
    もう少し外したものもみたいなあと思ったが好みなのかなあ
    わかりやすい舞台という印象

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     尺は約110分。

    ネタバレBOX

     古希野球というのがあるという。メンバーは古希を越えた者達だ。当然、体にはガタが来ている。殆どの者が病と同居しているわけだ。然しそれでもガタの来た体を使って野球がやりたい人々だ、それだけ野球好きなメンバーの目標は無論、最終的には、制覇である。然し、老いは容赦ない。メンバーたちが本戦に臨む際ベストコンディションで臨める保証はないのである。而も、その連れ合いも皆元気だとは限らない。認知症を患ってでもいれば介護の為、練習すらままならないといった状況も起こり得る。こんな、不確実性を常態とする古希野球の世界を描く。
     当然の事ながら、ここまで野球に凝る参加選手たちには、甲子園経験者や、プロ予備軍であった者らがいるから、現在の連れ合いも野球絡みでゲットしたりする者がいる。そんなコイバナのあれこれとその顛末も含めラビ番らしい創りだ。
     開演前には甲子園での熱闘を伝える放送が流され、舞台美術も板センターにホームベースを模した真四角の平台が頂角を観客席に向けて置かれ上演中はピッチャーマウントともなる他、この平台を中心に斜め上方奥上手、下手には三段の観客席、上手奥には、古希野球メンバーが通う飲み屋のデシャップが配されている他、正面奥センターの天井近くにはスコアボードが配されて実に上手く用いられている。
     難を言えば、世界の状況が第三次世界大戦危機乃至は世界秩序再編の只中にある現在に暮らすヒリヒリするような我らの日常は一切反映されていないので、どこかよそ事に見えてしまう人々も存在しているであろうということだ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    同劇団の将棋を題材にした舞台が大好きで何度も観ていますが、野球物もとても良かったです!
    「古希野球」というテーマで、それぞれが抱える問題や葛藤を明るく、そして切実に描いていて、物語にどんどん惹き込まれました。
    同劇団の舞台を観ていていつも思うのですが、登場人物がとても多いのに、一人ひとりの背景や抱えている問題まで丁寧に描きながら、限られた尺の中で見事にまとめ上げているのが素晴らしいです。
    クライマックスは音楽との絡みも印象的で、まさに手に汗握る展開。笑って、泣けて、そして熱くなる、素敵な人間ドラマでした。
    おすすめの舞台です!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ラビット番長最高!将棋ネタでないものをはじめて観ましたが、いやー、いいですね。将棋ネタ封印かと思ったらやっぱり将棋ネタを要所要所にぶち込んできましたね^^ 井保三兎さん(のお顔)がかなりボリューミニーなり、ユニホーム姿がなんかシュールでしたw かつおくんを見ているような、タラちゃんを見ているようなw 井保さんのフォルムを武器に今度ラビット番長で角界ネタをやってもらいたいです。サンクチュアリ的なものとか… あと、そうそう、最後の試合のときに流れていたスーパーフライの曲、シーンに合ってましたね。そしてお約束のフィナーレの「また逢う日まで」はもうたまりませんね。次作も期待させていただきます!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/09/03 (木) 14:00

    ラビット番長『ギンノベースボール』作/演出 井保三兎
    凄く良かった!初めてのラビット番長。古希野球の話、再々演とのこと。私自身古希+1で感情移入しない訳が無い!テンポ良く、人情話を連投して来る!そう言えば待機列に居る時に伺ったらもう直ぐ20周年とのことで劇団としての年季、物が違うなと納得。

    話は、他人事とは思えない歳を取ったらこうなんだよの話で、そして昭和を34年程生きていた者として劇中流れる歌は懐かしく、王将は今や中華料理店の名前としてしか通らないけど、そりゃ監督はそれが十八番だわなと、納得出来る数少ない観客でした。

    身体をコキコキいわして野球を続けている皆さんの様々な、歳をとるとそうだわなの話たちと、それをしっかりと、あるいは知らん顔をしながら、応援する周りのみんな! 人間が描かれていて、そして、しっかりと野球の話になっていて、皆さんのフォームも良くて(元、野球じゃなくてテニスだけど、インストラクターなので)、そこも感心しました。

    四国独立リーグ(名前は違ったかも)から阪神に入った石井が戻って来てくれるタイミングだし!困ったな、また推しの劇団が増えてしまった 笑。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/09/04 (金) 14:00

    価格4,500円

    久しぶりのシアターグリーンです。
    今回はBaseTheaterの「ギンノベースボール」を観劇しました。
    1時間50分という上演時間でしたが、観て分かりやすく・各配役のストーリー性も練られ、各々が抱えている問題や葛藤・それがどのような形で終盤へと向かっていくのか。
    楽しく観させて頂きました。物語の導線の作り方と台詞のテンポ感が良かったと思います。

    ネタバレBOX

    古希野球の大会で甲子園出場を目指す王道のホームドラマ。
    もちろんチームが皆70代ともなれば、身体のことや家族問題など、色んな局面があります。
    その背景を配役毎にショートストーリーとして上手く挟み込みながら、約2時間の芝居に上手く落とし込んで作っています。
    お客様の中には仕事を退職されているような年齢層の方も一定数見え、
    芝居を通して私生活の中でも共感できるポイントが幾つもあったんじゃないかと感じました。

    舞台は狭いながらも配役の数に圧倒され、正直もう少し大きい箱で見たいな…とも思っていましたが、テンポ感の良い小刻みな台詞さばきと自然体なキャスト達の動きによって、途中から気にならなくなりました。
    今回、池袋演劇祭の参加作品という事で、物語としては非常に分かりやすく、小ボケを挟んで会場を暖かくしたり、シリアスな場面で感情を揺さぶったり、キャッチ―なBGMと音響効果で魅せる事を意識したり、非常にバランスの良い作品だったように思います。

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