とりどりの咲く歌 公演情報 スミカ「とりどりの咲く歌」の観てきた!クチコミとコメント

  • 人がいる場所。人が出会う場所。
    劇場に入った時点からその場所がスミカだった。迎えられた様な、立ち寄った様な、帰って来た様な。
    真っ向から捉えたら社会問題。作風はファンタジー。そのバランスがよかった。一日の仕事を終えてから観に行くものとしてもちょうどだった様に思います。料理で言えばポトフみたいだったなー。自分が観た日の昼食だったからというのがあるけど、家庭的な温かいその地に根付いた食べ物を食べるほっこりとした感覚だった。生活が見えた、とでも言うか。確かに生きていたからこそ、死んでいく事や消えていく事や忘れていく事が決して「初めから何もなかった」のとは違うのを再確認しました。
    次はいつ何をやるのかよりも先に、何処でやるのかが気になる。そんなスミカ。

    ネタバレBOX

    最後の献花の時のおばあちゃんの表情が好きだった。
    菊池さんは本当にいい役者だと思う。いつまでも舞台上の人と観客の関係でありたいから、今後もし機会があろうとも知り合って挨拶をしたりなんて事がない様にありたい。大川さんは芯が通る様になったなという印象。競泳水着「スケッチオブ~」くらいの頃と比べると今は立ち振る舞いの防御が上手くなったって感じ。硬く構える防御じゃなくて、時に全身の力を抜いて流れに身を任せる様な防御。男性も含め他出演者もみんな愛せる人となりを感じさせてくれて、素直な気持ちで観ていられましたね。

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    2011/03/09 14:59

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