ロマンス 公演情報 こまつ座「ロマンス」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    キャスト志望の方に観てほしい
    久しぶりに普通に客席から観た芝居
    キャストを見ているだけでとても楽しかったです

    上演時間は割と長めだったが
    全然気にならなかった
    むしろ長くて満足度もアップ
    クォリティの高いキャストが織り成す舞台に浸れて
    とってもリフレッシュしました

    舞台セットや照明で「?」という部分が
    実はいくつかあったけど
    キャストに夢中になっちゃうから
    全然気にならないし



    そしてプロとアマチュアには
    歴然たる差がやはりあるんだな

    と再確認したステージでした

    「プロ」にはいろんな定義があると思うけど
    最も広義の「その仕事をメインの収入源にしている」(受け売り)
    というラインで考えると
    スタッフよりもキャストのほうが
    プロとアマチュアの実力の差は大きいんだろうな
    とも思った

    アマチュアで活動していて
    プロのキャスト志望の人に特にオススメです

    ネタバレBOX

    チェーホフが歳を重ねるにつれ
    キャストがどんどん入れ替わっていったが
    特に壮年(段田安則)→老年(木場勝己)の入れ替わりが好きだった

    スクリーンの前エリアで段田安則が下手から上手に徐々に移動しながら
    「目に楽しいスカートさん」
    「かわいい女優さん」
    「柔らかい赤ん坊さん」
    (うろ覚え)というように
    手紙の書き出し文句を
    いくつもいくつも並べて
    センターでうれしそうに聞いている妻(大竹しのぶ)に呼び掛けていくのだが
    段田安則が上手まで行ききったところで
    ひょいっとスクリーン裏に隠れてしまう

    そしてまたひょいっとスクリーン裏から出てきたと思ったら
    それは木場勝己扮する晩年のチェーホフで
    手紙の書き出し文句を続けてならべて
    妻に呼び掛けていくのだ

    多分大竹しのぶの安定感というのも見過ごせない要素だと思うが
    シーンが途切れずにキャストが入れ替わって
    物語が継続していく様子がとっても好ましかったです

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    2007/09/24 15:14

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