満足度★★★★
あなたもわたしもここにはいない。
まるですべてが白昼夢であるかのような作品を目指しているというsons wo:のポリシーが気になったので急遽観ることに。
今回の公演は、ぽ・ぎょらんというアートユニットとの共作で、側面がガラス張りの近代的な三角形のギャラリーに一歩足を踏み入れるとゾンビや少女マンガ、ポップカルチャーなどがごった煮になったような、シュールでメルヘンちっく、それでいてちょっとグロテスクな人形、オブジェ、イラスト、マンガなどで満たされた空間が広がっていて、巨大なおもちゃ箱のなかへ入っていくような不思議な気持ちになった。
はじまりのあいさつがあるととふわふわとしたドリーミーな気分は一転し、張り詰めた空気がながれこんだ。