満足度★★★★
贅沢なステージ
わが町を音楽劇にしたのは正解。
いつも少し退屈に感じる一幕、二幕が、音楽が入ったおかげで華やかになって楽しめた。
ただその反面、三幕の精神性、悲しみのようなものは少し失われたような気もした。
俳優の方々はみなさん歌も演技も達者(特に進行役が巧い)、観る前は年齢的にちょっと無理があるのでは、と思う方もいたが、まったく気にならなかった。
音楽、演出も丁寧に作りこまれている感じ。
俳優座劇場は定員が300人に程度の劇場だが、それだけのお客さんしか観られないなんてもったいない、もっと大きな劇場で公演してもよいと思うほど贅沢なステージだった。