「したごころ、」【満員御礼!千秋楽を無事迎えることが出来ました!】 公演情報 エビス駅前バープロデュース「「したごころ、」【満員御礼!千秋楽を無事迎えることが出来ました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    舞台はバー
    以前、15ミニッツメイドで、たまたま「トリコ劇場」を拝見し、文字通り、虜になりました。ということで、二回目でした。虜だったためほとんど下調べせずに会場に向かい、迷い、夢中な劇団なのにと思いながら、五里霧中で、たどり着いたそこはバー。はい、バーでした。「下心あります」なんて言うまでもないこと言って、300円割引を利用した私。オンリー下心。

    中身は「ダメなオトナの甘くて苦い恋の騒動」という通りですが、よくある話です。

    よくあることですが、あまり表に出てこない話です。誇張や脚色、それでも皆頑張って生きてるんだよ!みたいなアホみたいな話ではなかったです。

    通常時はバーとして営業しているバーで公演したので、舞台はそのままバー。芝居を観るって言うよりも、盗み聞きする感覚のほうが近いかも。そっちの方がより楽しめると思った。

    盗み聞きがいいといいつつも、実はしっかり細かい演出もあって、物語に深みを与えていると思った。

    ダメなオトナにはオススメか!?

    たくさんの方に観て欲しいが、あんまり満席だとこれは辛いだろう。そして、役者目線だと、客が目の前50センチ、しかも目線同じ高さの場合どうなるだろう、みたいなケーススタディにもなった気がします。

    ・・・

    こういう、恋愛の話ってありふれてるし、語りつくされてるかもしれないけど、それぞれの想いが今その場にあるんですねえ。

    ネタバレBOX

    とてもおもしろかったです!

    15ミニッツメイド観た時も思ったけど、まっすぐにダメなやつっていなしし、なんだか中途半端にダメなやつがいるみたいな。中途半端だから全否定もできないし、けっこう実生活そういうことがよくあるなあとか思いました。

    なんだかんだ酔ってきたねー。

    話自体は変わらないだろうし、とっても面白かったです。

    ああ、もう書くのがつらい。

    ただ、夢と店の間違いはけっこう大きいよねーとか思いながら、。
    また明日かきこもーっと。。。。



    したたかに酔ってしまい、どうでもいいことを書きまして。すみません。

    あらためて。

    ホストにつぎこんでるとわかってるやってる某令嬢や、何人も同時に愛してるといっちゃう女の子、恵比寿のごろつきに金をむしりとられる女の子(実はその女がごろつきから1000万円の借金していたという事実(実は借金とは言えないということも明かされるのですが、、、))とか、一番楽しいであろう、付き合う手前のドキドキに気づいていないようなバーテン

    という4つの恋愛についての物語が架空のエビス駅前バーを舞台に繰り広げられます。ほんもののバーでした。これは座席(?)の後ろの方で見るのが吉。他人の会話を盗み聞きする感覚がいいと思います。

    ホストから結婚したいと言われ「ルール違反だよ」と言ったり、誰にも愛されないで一人ぼっちなら死んだほうがマシという女に「じゃあ死んだほうがいい」と言ったり、多額の借金があって(法的には借金ではない、らしい)圧倒的に不利な状態の女が「別れて、互いにきちんと独りになろう」と言ったり、

    それぞれの話にきちんと物語があります。それもけっこうえぐられるような。やっぱ脚本がいいすな。

    人間の裏表、善悪を偏りなく魅せる

    というのが、非常によかった。作家さんの器の大きさが大好き。「ダメなオトナのためのバー」。非常に共感できます。ダメだけど。。肩肘張らずにゆったりしたい方におすすめ。

    個人的に一番よかった、ごろつきと借金女のくだり。
    ごろつきからDVを受けてると思われてた女が、実はごろつきの元婚約者で、「モルジブ」での挙式をすっぽかしていた。そのことで今でも男に依存する(させられてる?)生活を送っている。その女が男を振るという話。自立の話。

    挙式すっぽかした理由が「幸せすぎたから」。男に対して「愛してるって言ってくれた?」(みたいなセリフ)があったり、これだけ読むとこのバカ女が!!と思いますが、観るとそんなことよりもさてさてこの女はどうしたいのかな?というほうが気になります。男との駆け引きみたいな。
    会話の中で、「実はこうでした」というのがさらっと現れるから、観てておもしろい。

    おもしろかったからあえて個人的な話をすると、
    最後、ごろつきが先に店から出て行く。その次に女が男の分も合わせて会計していく。「待ち伏せされるかもよ」「大丈夫です」という会話。
    よかったよ、とても。でもね、あれは、個人的にはね、女が先に出てったほうが、そして男がしばらく飲んでる、みたいなそっちパターンも観たいな、というそんなことを思いましたよ。

    女性のふところの深さはよくわかりました。もう頭が上がりません。
    某令嬢の去り際の戸惑い、去り際に興信所勤めの男を慰めるように肩を触れていく女、あくまでごろつきを傷つけないように振舞う女、なんでもガハハって感じで受け止めるようなバーテン。

    なんだかむちゃくちゃなこと書いている。
    とにかく一見の価値ありです。

    満足度は4!
    もっと観たいという気持ちと、もし男が残ったら、、、という気持ちと、ラストの店・夢間違い。間違いはいいけど、その後のフォローがいただけなかった。まあ限りなく5に近い4ですよ。特に脚本は間違いない!
    と思います!!

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    2011/03/06 00:56

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