満足度★★★★
文句ございませんこれだけきちっと芯を食えば、たいていの文句は引っ込む。やられまいとしてもやられる。オーソドックスな大衆演劇の神髄というのは、やられまいとするヒネた客の心をこじ開ける力業にあるのではなく、やられたい心、とでも言うものをついつい起こさせるところにある。対旅人用太陽作戦。その典型のような芝居。ほとんど全展開が読める(芯を食って作るというのはそういうことでもある)にも関わらず、そんなことをモノともせずに、確実にコートを脱がせる、北風ではなく太陽の力。文句はございません。
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2011/02/25 22:48
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