ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】 公演情報 ガラ劇「ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    真田林佳さん出演のCチーム「ガラ版ブラスフェマス」を観劇。
    ブラスフェマスは宗教や神聖なものに対しての「冒涜的」という意味だそうです。

    ファンタスマゴリはWikipediaによると「18世紀末にフランスで発明された、幻灯機を用いた幽霊ショー」とのこと。知らなかったので勉強になります。

    登場人物はこの6人。
    1 速水
    2 田中
    A 吉田
    B 警視
    C サカキバラ
    D 佐川

    1、2、A、Bが警察。C、Dが招かれた専門家。場面は一貫して警察の一室です。

    ネタバレBOX

    舞台上の壁や床にはプラダン(プラスチック段ボール)が張られています。吉田は事件の説明を始めるとともに席を立って、プラダンにペンで大きく書き始めます。みんなに見せているのかなと思いきや、書く(描く)内容があまりにも抽象的。実は吉田の頭の中。警視が1回だけ空席に向かって話します。それが種明かしというわけですね。

    面白いことに、台本ではそれが表現されていません。こういうのゾクゾクしますね。

    台本を読まないと分からないこともあります。冒頭で速水が読んでいるのは聖書ではなく”聖傷”。耳では聖書だと思っちゃいますよね。

    「原罪者」「飢えた者あれば肉を与え」は聖書っぽいですが「着るものに困るようなら人肌で応えよ」がおかしい。服を与えるべきですよね。「あくまで己の肉体で償わなければ」と続きます。「ロカ・クリサンタ」といういかにもフィクションの聖人名を出すところがちょうどいい感じで好きです。

    「ファラリスの雄牛」の伝説や、ゴヤの絵画「我が子を食らうサトゥルヌス」といったものは実際にあります。フィクションとノンフィクションをうまく取り合わせてます。

    台本を読み返しましたが、ややこしいので詳細の理解は無理かな、と。でも観劇者はそのややこしさを理解する必要はなく、雰囲気でポイントが分かるのがうまい。速水の弟が犯人に殺されたこと、警視の追及で明かされる速水の復讐、速水と弟の関係、田中の怒り。それでだいたいOKです。

    専門家として警察に招かれた佐川とサカキバラの役割は。この話の重要な要素である「グロ」を語らせることだけでなく、華やかなアクセントでもありました。吉水さんの佐川はピンクのロリータ。真田さんのサカキバラはキャンディ舐めて首にヘッドフォンかけてたり。・・・まあとにかく、警察だけでは地味ですものね。

    台本とパンフレットは有料のPDFです。せっかくなのでAIに読ませてみたのですが、縦書きが不得意らしく誰のセリフかを取り違えられてしまったり。でも、舞台の楽しみ方の新たな可能性を感じましたね。余談でした。

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    2026/08/12 00:11

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