20の物語 -週末を、劇場で- 公演情報 新国立劇場「20の物語 -週末を、劇場で-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    本企画には結局二演目のみ観劇が叶った。どちらも人気だったのか、客席も埋まり(3週間の週末限定20演目という催しにも関わらず)、新国立の動員力も中々と恐れ入った次第。
    観る事の出来たのは「不毛ドライブ」「煙草のハイ(high)について」。
    個別の感想はネタバレ欄にて。

    ネタバレBOX

    不毛ドライブ
    蓬莱竜太作・演出の二人芝居。30分程度の短編だが、作劇は流石蓬莱氏と唸った。二人のアラサー男が不自然に乗り合わせる事になった深夜のドライブがやがて両者を結ぶ一つの事実、二人が並んでそこにいる事が必然であった背景を浮上させる。全く異なる二人の人生に想いを馳せ、終演時には二人が表面上交わしているのとは別の(本質的な)言葉を、二人の代わりに語っている自分がいた。幾ばくかの猶予が急遽与えられた(つまり間もなく死に至る)命を前にして自分は何をするか、己の生の集大成をどのように噛み締め、あるいは他者に示し、終えて行くのか。彼が咄嗟に電話をしたのは同じバイトの一つ上の先輩(バイト歴では後輩)の男で、終電を逃したから送ってくれと頼むとやってきた。彼とは同じくバイト先の先輩である女性を巡っての因縁が現在進行形である事も後に明かされる。冒頭の会話から不良系が、イケ好かないむっつり野郎を困らせている、非常識に見えるのだが、終演時には全く異なる印象を観客は彼に対して抱いている。この振り幅が見事であり、切なくも温かい。(何故温かさを感じるのかを縷々述べたくなる自分がいるが何れまた。)

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    2026/08/03 00:20

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