20の物語 -週末を、劇場で- 公演情報 新国立劇場「20の物語 -週末を、劇場で-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    『ラスト・ヤンキー』
    【作】アーサー・ミラー
    【演出】蓬莱竜太

    1991年、アーサー・ミラー晩年、2005年に逝去するまでの最後の作品群の一つ。精神病院の待合室で妻を見舞いに来た二人の男の会話。実業家として成功した男(石母田史朗氏)が腰掛けていた大工の男(本折最強さとし氏)に話し掛ける。20分。

    本折最強さとし氏。正統派の面構え、ナイツ土屋系統。台詞の噛みが少々。

    石母田史朗氏。音響のせいなのか前半部、台詞が聴き取り辛かった。浦沢直樹の描くキャラ顔。

    ネタバレBOX

    1620年、英国から新天地を求めてメイフラワー号に乗り込んだ102人、通称ピルグリム・ファーザーズ。現在のマサチューセッツ州にプリマス植民地を建設した。ここから開拓が進みニューイングランド植民地群へと広がり、アメリカ建国の礎に。後に“アメリカ建国の父”(ファウンディング・ファーザーズ)と呼ばれる者達はほぼこの地域出身。

    アメリカ合衆国憲法の起草者であるアレクサンダー・ハミルトン。大工の男がアメリカ人なら誰もが知るその“建国の父”の一人の子孫であることを知り、実業家は「何故大工なんかに?」的な話をしてしまう。気分を害した大工がキレておしまい。そんな価値観が俺達を狂わせていくんだと。

    そこから時間を経過させた再会の第2場があると思っていたのでこれで本当に終わって驚いた。これは···。

    ※1993年に第二幕を書き足したヴァージョンを上演したそうだ。それでも1時間ちょっと。第二幕は二人の妻を含めた会話劇。精神を病んだ妻と夫との関係性から、アメリカ社会の病理を炙り出す。これが観たかった。

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    2026/07/30 21:33

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