いつかこの場を去らなければ
究極のモラトリアムとでもいうのでしょうか、そんな場面設定。
今までとは毛色が違うふうのらちゃかん、と当日パンフレットにはありましたが〈いつかここから去っていかなければならない〉、その決断を迫られる物語は前回初見だった『エンプティ!』と同じなのでは、とおもいました。
設定は「人間再生支援センター」なんて非現実的なものですが、役者の演技は現実的でお気に入り。特に永峰さんが気になります。
りあるな場面設定でないことはかえって普遍性ある寓話にも思えてよかったです。人を好きになる、ということはこんなにも人を動かす力があるんだなぁ…とも思えました。
年度末を控えて実際にも〈ここから去っていかなければならない〉場に立ち会うことが増えそうでもあり、時期にも合った作品でした。
初日でまだ絡みが一部固く見えましたが、こなれてくる予感ありです。
2011/02/19 02:08
ご来場ありがとうございました!作・演出の藤田です。
お気に入りの役者は永峰あやなんですね?彼女には僕が作・演出した全ての作品に出演してもらってますが、僕も枠にとらわれない彼女の演技がお気に入りです。そろそろ、うちの劇団に入ってもらえないものかと密かに考えています(笑)
ご感想を拝見させていただくと、m hirarin様には僕が見せたかったもの、感じてほしかった事を受け取っていただけたような気がします。(偉そうにすいません・・・)
m hirarin様のコメントを拝見して、凄く嬉しくなりました。ありがとうございます。
らちゃかんはこれからもよりよい作品づくりを目指していく所存です!今後ともよろしくお願い致します。
ご来場、ありがとうございました!