20の物語 -週末を、劇場で- 公演情報 新国立劇場「20の物語 -週末を、劇場で-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    『チョコレート・アンダーグラウンド』
    【原作】アレックス・シアラー
    【脚色・演出】鈴木アツト

    元は2002年にイギリスBBCの子供向け連続TVドラマ『Bootleg』として全3話で放送。それを原作者アレックス・シアラーが小説化。日本の出版社である求龍堂がタイトルを変え、『チョコレート・アンダーグラウンド』として邦訳。コミック化アニメ化『チョコレート・アンダーグラウンド~ぼくらのチョコレート戦争~』として配信&劇場公開。更にミュージカルにまでなった人気作品。健全健康党が政権を握り、「チョコレート禁止令」が発令されたディストピア社会。チョコを愛する中学3年生二人組が密造&密売で立ち向かう。

    6人でこれを演るのか。一体何役を兼ねるのか数えられない程のチームワーク。開演前から客席をチョコレート警察が巡回している。
    スマッジャー役國崎史人氏。松村雄基系。
    ハントリー役仁木祥太郎氏。表情が時々、片岡愛之助。
    バビおばさん役佐乃美千子さん。流石に美人、中学生から老婆までこなす。
    チョコレート警察隊長役柳内佑介氏。古坂大魔王や坂本ちゃんっぽい。ボイパのように環境音を音マネ。
    フランキー役斉藤悠氏。凄腕。どの役も薬味が効いている。
    スマッジャーの母親役篠原初実さん。大忙し。

    国でも企業でも知性の欠けた連中に好きにやらせておくとさっさと滅びる。マトモな奴等は相手にせず皆黙って去って行く。それが世の理。
    「リンゴしゃきしゃき気分を、同志」
    「オレンジじゅくじゅく気分を」
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    バビおばさんの取り調べで爪を剥がす拷問などいきなりハード・モードに。『時計じかけのオレンジ』をイメージしていたので洗脳されたスマッジャーが皆を裏切るのだろうと思っていた。

    政治や法律は民衆の為のものでなくてはならないというデモクラシー精神が作品を貫く。政府や独裁者は反逆敵対する者達を刑務所に入れられるが国民全員を収容することなど出来ない。国民全員が間違っている物事に対し否を唱え立ち上がることさえ出来れば国は変えられる。

    ラストは歌とダンスが必要じゃないか?
    Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」なんて欲しかった。

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    2026/07/25 21:57

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