満足度★★★★
雰囲気を楽しみながら。
会場の「ブレヒトの芝居小屋」。
もろ「昭和」な雰囲気でたまらなくシブい!演劇濃度が半端じゃなく濃い、濃い、濃いっ!!!
ロビーに張られた数々の難解そうな(=縁が無い)過去公演のポスターに囲まれ、僕は思わず、高田馬場のスタバで抹茶ラテを飲んだにもかかわらず、コーヒーを注文してしまった(同行者は、なぜか豊富なお酒メニューの中の芋焼酎を飲もうかどうか迷っていた←で、飲まなかった)。。。
鉄骨むき出しの館内に入ると、歌舞伎の花道のように観客が挟むカタチの舞台・・・いい感じ。
スモークが焚かれて幻想的な上に、暖をとる為に会場隅に置かれたストーブがシブい!
この雰囲気をあじわうだけでも、十分に価値がある。。。
で、開幕。
この芝居は、原作者のアゴタ・クリストフの出身地ハンガリーの冷戦時代の状況(←ある一定の生き方しか許されていなかった)を知っているか否かで、感じ方が変わってくるのかもしれない。
また、新機能連発のモバイルやテレビに「この機能は必要なのか?」という疑念を持たない人には、「?」な芝居なのかもしれない(←この感想は「モバイルの進化についていけないヒトの偏見やわ」と、同行者には言われました)。。。
あと基本的にメタファー満載の芝居なので・・・分かりづらい面は確かにある。
でも大丈夫!安心してください!
開演前に会場で売られていたパンフレットを読んだので、文学的素養貧弱なボクらでも、十分に楽しめましたぞ!(←ロビーでコーヒーを飲んだことが、ここで役に立った!)
このパンフレット。見た目は24ページの冊子なので薄いですが・・・内容は濃いです!500円という価格は、かなり良心的!
内容は、劇団HPにある「あらすじ」がすべて、です。
ボクは、間寛平演じる「止まると死ぬのじゃ~」と言う爺さんを思い出してた。。。
あのギャグも深いっちゃ深いじゃん(笑)
でも、この芝居はぜひとも劇場で味わってもらいたい!
役者さんの熱演&会場の雰囲気&生演奏・・・寒い夜の観劇にピッタリです。。。
2011/02/21 10:57
2011/02/14 23:42
御迷惑でなければ、
もしかしたら劇団のHPや方向などに感想を使わせていただくこともございます。
もし、掲載不可の場合は、お手数ですが、メッセージにてご一報ください。
ご来場どうもありがとうございました。