満足度★★★
2度観る羽目に・・・
私は、この公演、2月1日と4日、2度観ました。というのは、最初に観たとき、途中で集中力が切れ、クライマックスで居眠りをしてしまい、肝心の内容を把握できなかったものですから。寝てしまったくらいですから正直あまり面白いとは思わなかったのですが、ラストが気になり、再演の機会も少ない作品だと思ったので、やむなく2度足を運んだというわけです。
2月1日は客席が半分くらいしか埋まっておらず、開演前、スタッフが顔見知りの客に「うんと笑ってくださいね」と声をかけていたがシーンと静まりかえって笑いもおきず、うっかりバッグを触っただけで前の席の人に「静かに!」と注意されてしまった。千秋楽はさすがに8割くらいは埋まっていたようですが、興行成績としては低調な結果に終わったといえそうです。
やはり、こういう地味な翻訳作品は見せ方が難しいのでしょうね。戯曲としては興味深いのですが。
2度目は幸い眠気にも襲われず、1日の回よりテンポもよくなっていて要所要所で笑いも起こり、日によってこうも客席の反応が違うものかと驚きました。
1度目は当然カーテンコールがあると思わせる雰囲気でしたが、2度目は千秋楽なのに、「公演はすべて終了しました」というアナウンスが流れ、いっこうに俳優が出てこなかったので、出てしまった客もいました。ちょっと不思議でしたね。
2011/02/08 19:58
2011/02/08 18:06
コメントをいただき、ありがとうございました。こんな拙いレビューでも読んでくださるかたがいるなんてありがたいことで、大変嬉しく思います。
サイモンは兄に「ベスの浮気の相手はレッド」と聞いても「あんなやつとまさか・・ない、ない、絶対無い」と内心思い、ハナから取り合わなかったのが、妻自身の口からその名を聞いて相当ショックを受け、さらに妻がレッドに満足して結婚を考えていることにさらにショックを受けたんですね。でも、「どちらの子供?」と聞かれ、「それが問題なのよ」と去っていったのは、レッドはそんなことは問題にしないほど、ベスのすべてを受け止めてくれたんでしょうね。
私も1度目を観たときは、あまりに退屈で唖然としました。1時間ほどでグッタリしてしまい、眠気には勝てずお恥ずかしい限り。2度目で少しは気を取り直しましたが、たしかに脚色してほしかったですね。終始淡々とした会話劇は、日本人にはなじみにくいところが多くて・・・。
>ディヴ君役の彼は、ドアを開けた瞬間の所作で、私は興味を失ってしまいました。
ああ・・・(笑)。大勢出てくるガヤガヤした芝居なら多少ごまかしもきくのでしょうけど、登場人物の少ないあの芝居では無理がありましたね。