満足度★★★
2度観る羽目に・・・
私は、この公演、2月1日と4日、2度観ました。というのは、最初に観たとき、途中で集中力が切れ、クライマックスで居眠りをしてしまい、肝心の内容を把握できなかったものですから。寝てしまったくらいですから正直あまり面白いとは思わなかったのですが、ラストが気になり、再演の機会も少ない作品だと思ったので、やむなく2度足を運んだというわけです。
2月1日は客席が半分くらいしか埋まっておらず、開演前、スタッフが顔見知りの客に「うんと笑ってくださいね」と声をかけていたがシーンと静まりかえって笑いもおきず、うっかりバッグを触っただけで前の席の人に「静かに!」と注意されてしまった。千秋楽はさすがに8割くらいは埋まっていたようですが、興行成績としては低調な結果に終わったといえそうです。
やはり、こういう地味な翻訳作品は見せ方が難しいのでしょうね。戯曲としては興味深いのですが。
2度目は幸い眠気にも襲われず、1日の回よりテンポもよくなっていて要所要所で笑いも起こり、日によってこうも客席の反応が違うものかと驚きました。
1度目は当然カーテンコールがあると思わせる雰囲気でしたが、2度目は千秋楽なのに、「公演はすべて終了しました」というアナウンスが流れ、いっこうに俳優が出てこなかったので、出てしまった客もいました。ちょっと不思議でしたね。
満足度★★★★
スノビズム満載
いかにもイギリス人的なスノビズム満載。ひねくれたものの言い回しに終始クスクス笑い。放送禁止の卑語とおぼしき箇所の訳、もっとどうにかならないものかと思いましたが、これは永遠のテーマかしら。
この翻訳劇を誰が“待望”したのかな
膨大な量の台詞に、主役の辰巳琢郎も
苦労していたよう…。
M座の会川彩子さんが潔かった。
台詞劇に徹した演出に一工夫あった方が
観客も飽きないと思う。
客席の寂しさが気になった。
満足度★★★
結構重い
パンフレットの書きだしからコメディと思ってみていたが,途中からは生き方についての重い話になってしまい,観劇後感は複雑。「パルジファル」というのも意味をもっているのかな?自分にはあんな予期せぬ一日が来ないことを切に願うだけである。