満足度★★★★
爆笑悲劇「夏の夜の夢」といえば、知らない観劇者はいないとおもうからあえてストーリーには触れないが、とにかく、笑った!涙を流して笑った!観劇日は落日。
ネタバレBOX
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2011/02/07 16:39
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2011/02/08 18:48
2011/02/08 14:30
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コメントサンクス。
翻訳からだるま風芝居になるまでの工程を考えれば、脚本を起こす作業からして翻訳(原作)を批判するところから出発するわけですよね?
だるま風舞台的な空気が足りない。だからそこを批判して変えていく。出来上がった脚本を今度は演出家の立場から批判して変え、補う。それが終わると今度は稽古しながら全体を確認して編集。こうした何段階かの批判作業の繰り返しが、ワタクシ達観客を楽しませてくれるわけです。
ワタクシ、いつも思うのですが、作品(原作)に作家がどんな思いを託し、何を描こうとしたのか・・、そこを外してしまったら原作物をやる意味はないと考えています。オリジナルをやればいい。
しかし、貴劇団は「作家が書きたかったもの」の根本をきっちり抑えてらっしゃるから、作品の本質が損なわれることがなく、付け足されたり、変えられたシーンはむしろ作者が描かなかった部分を説明し原作の空気感を舞台上で再現してくれるものだと確信しています。
それが、だるまらしい「夏の夜の夢」なのだと。
次回も期待しております。
そして至福な心もちになって帰路につきたいと考えています。