満足度★★
ゆるゆるとぎらぎら
じつは2003年の初演も観ていまして、なんかそのときの記憶が美化されて私の中に残ってるんですね。こういうのって実際あとになって見返してみると………うーん……てことがあって、じつにあてにならないものなんですが、そういう意味で相当のハンディキャップを負う状態でみることになった作品。
ピンポンが、うまいひとはうまく、下手な人は下手になっててほしかったなあ。
実際いざ思い返すかってなったときにまず映像として浮かんでくるのってそこだから。
正直長さをかんじた。キャラクターがあまりに漫画的に描かれすぎてて感情移入できない、あるいはリアルにみえるんだけど私の考え方から遠すぎてついていけないのが原因か?そんなドラマチックじゃなくていいよー肩の力抜いてよーと言いたかった。あでも、そんななかでも編集者役のおかしな人はひときわギラギラと光っていて、ゆるゆるしたまわりとの対比が魅力的でした。ああ、役者さんをみたなあ、いいもんみたなあ、とそこは思った。