THE GAME OF POLYAMORY LIFE 公演情報 趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    合意のもとで複数のパートナーと深く親密な恋愛関係を築くライフスタイル「ポリアモリー」をモチーフにした一作。初演は2016年とのことで、10年振りの再演になります。僕は初見でした。10年前の客席の反応と、現在の客席の反応に差異があるのか? など、一定時間を置いて上演することに意味がある戯曲だと思います。もし2036年に上演したら……という未来も気になりつつ。

    観客各々が、この「ポリアモリー」という概念とどう向き合うか? という、自身への問いかけ、あるいは自身への問題提起に終始してしまうと、やや勿体ない作品に感じました。僕自身も、ついそれについて考えてしまうのですが、上演を観る限り、ポリアモリーはあくまでモチーフであり、本質は「人間は他者とどう親愛を分け合うか?」という、コミュニケーションの根源を見つめる一作に感じられました。

    ネタバレBOX

    劇中で描かれるポリアモリーというライフスタイルを見ていると、とても自然に感じられ、概念としても自然と受け入れられる感覚がありました。それに対する賛否の発想よりも、情報や登場人物たちの感情をスッと受け入れて、人物相関や物語を追いかけている自分がいました。これは、脚本や演出の整理の仕方が巧みだったことや、俳優たちの演技体などが背景にあると思います。観劇前は「難解な物語なのかな…?」と想像していましたが、想像以上に飲み込みやすい物語でした。一方で、「私とあなたの本音を交わして、できれば分かり合いたいです」という、できる限り心を開き、極力嘘を無くしたコミュニケーションの物語なので、ある種の討論劇のような、演劇上演の「型」として、やや単調な一面もあるように思いました。

    また、これは余談ですが、どこかで「ハイヤーセルフ」(高次元に存在するもう一人の自分)という概念を知りまして、観劇しながら、それを思い出したりしていました。

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    2026/06/05 00:42

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