じべた 公演情報 椿組「じべた」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観終わった後は「いろんな人が出てきて楽しかった」という単純な感想だったがそれでは味気ないので少し考察してみたい。

    ネタバレBOX

    当日パンフの作・演出、鳥越氏のご挨拶に“「ニンゲンどもの喧騒」の「音」を舞台上に鳴り響かせることが出来たらいいなぁ...”というフレーズがある。そう考えるとこの芝居には人間の持つあらゆる感情や性質が詰め込まれているように思えてくる。
    観客は自分自身やあの時の誰かを思い浮かべたかもしれない。なんだか懐かしく身近に感じるのもそのためかもしれない。

    またこの芝居には印象的なシーンがいくつもあった。舞台上で二つの家族の風景が交錯したり、一糸乱れぬ群舞の様な工場の作業風景。登場人物たちがゆっくりと体を傾けながら地べたに耳を近づけていくシーン、穴倉から出てくる人々、等々。きわめて演劇に特有の表現が私たちの脳裏に焼き付いていく。

    新たな生命の誕生に、胎動を感じようと地べたに耳を当てる人々。そう、大地(=地べた)こそあらゆる生命の源泉であることを高らかに謳いあげているようだ。

    コミカルなシーンも大いに笑えたし、山崎ハコさんの音楽も沁みた。

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    2026/06/01 12:53

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