糞尿譚 公演情報 劇団俳小「糞尿譚」の観てきた!クチコミとコメント

  • 火野葦平の書いた芥川賞作品が
    原作。といっても読んでないんですけど、社会風刺的作品なのはあらすじ見て理解。いきなり肥オケ積んだ大八車が出てきたり、糞尿をイメージしたと思われる色の(?)舞台美術が面白い。年季の感じられる役者陣の演技もいい(臭い演技はあるけど、臭い演技はなかったし……なんのこっちゃ)。だけど、どうもストーリーのメリハリが弱いというか、演出のメリハリが弱いというか、2時間半はきつい。いや、細かいエピソードの積み重ね的なところがあるから、長さはともかくとしても、ユーモラスというより、どんよりした感じの時間が長い感じ。主人公が主人公なせいか、芝居そのものにも便秘というか下痢している感みたいなものが終始感じられた。もちろん、権力や社会構造に虐げられたり翻弄されたりする人を描くのだから、閉塞感があったり雰囲気がこうなるのも当然なのかもしれないが、どこかにスカッとした気持ちになる部分が欲しかった。

    ネタバレBOX

    ストーリーにあまり関係ない海河童(?……その名の通り海辺にいた)がもっと雰囲気を変えることでもしてくれると良かったかも。しかし、これだけ「ウンコ」と言う芝居も珍しい(笑)。最前列の席にいたら、最後にそのウンコ飛び散ってきましたけど……キラキラと。
     

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    2011/01/26 22:51

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