碧く哭く 公演情報 ‐ヨドミ‐「碧く哭く」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ノルマントン号事件をモチーフに、文明開化の日本のひずみを、強いドラマ性で2時間の疾走。
    家族、親子、身分違い、言語の壁、差別、色んな人間模様が強いドラマで奏でられます。
    作・演出の藤丸亮(あきら)さんは、自分の観てる範囲だと物語る強度が圧倒的に強い方で。
    そのうえで、演劇的なセンスも抜群。
    人間の嫉妬や愚かさを容赦なく抉り出す作風なので、誰にでもって言いかねるところがあって。

    ただ、この作品は非常に観やすい。朝ドラ的なさわやかさできちんとしてる。
    結末もみんな幸せなエンドじゃないんだけど、後味が良くて自分は元気が出てくる感じだった。
    ヨドミだと、腰が抜けて神経がヒリヒリ痛みに痺れる……みたいな時も多かったので、これは無かった感じ。

    演者陣、みんな素敵なんだけど。
    主演の野口オリジナルさんと、茉莉役の松木わかはさんの名前はあげて置きたいです。

    ドラマチックな芝居だと随一だと思ってるこちら、ぜひ出会って欲しいや。

    ネタバレBOX

    この後味の良さ。自分的に分析すると。

    結末はどちらも死別という悲恋だけど、2組の応援したくなるカップル、二人の想いは通じ合う。
    黒幕的な立ち位置のキャラ、同情・感情移入できる部分があって、最後は想ってた人の腕に抱かれて、強烈な一言を残す。
    嫌な悪役的な立ち位置の人たち、みんな割とあっさりと始末される。

    応援したくなる人たちが酷い目にあい、胸糞悪い人が高笑いする。
    こういう救いのない結末多いのがヨドミ、藤丸作品なんだけど……今作はこの辺りがとても穏やかな感じがまだあって、観やすかった。

    ただね、そういう、どん底の気分も味わいたいって思ってしまってる自分がいるんで、そこがちょっと恐ろしい。

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    2026/04/25 11:07

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