The Closet Revue 公演情報 EPOCH MAN〈エポックマン〉「The Closet Revue」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    The Epochmanの『Closet Revue』を観劇。

     前作のロンドン公演の成功で、破竹の勢いの劇団が、スズナリでの一か月強押えての強気の公演だ。

    あらすじ:
     心に闇を秘めた青年は、自分の性について悩んでいた。
    そんな最中、男性娼婦観を訪れ、伝説の男性に出会い、自身が抱えている悩みを打ち明け、カミングアウトを決意するのだが…。

    感想:
     のっけから始まるミュージカル仕立ての男性たちの踊りは圧巻だ。
    「これから何が始まるのだ?」という荒々しい歌とパフォーマンスは息を呑む。ゆっくりとあらすじは見えてくるが、ミュージカルから一転してストレイトプレイに転換していく移行は悪くないが、代償として戯曲の弱さが一気に見えてしまった。
     己の性について悩んでいた青年が、伝説の男性婦に会い、自分を変えようとする決意を最後まで歌と踊りの勢いで行けば、気分も高揚し、青年の悩みに同調し、突き進んでいけたのだが、ストレートプレイという方法論になった途端、「あ〜、最近あるよくある若者の悩みね」と一蹴してしまうのだ。
    演出家は我々の魂を掴むつもりでいたようだが、先が見える物語には寄り添えないのだ。
    問題を抱えている人たちを笑うつもりはないが、物語に載せるとなると少しでも期待を裏切るような流れに持っていかないと、カタルシスは得られないのだ。出だしが100点満点だっただけに惜しい。
     戯曲、演出、美術が一体化して完璧なものを作れるのは、今や野田秀樹だけだが、この劇団もそれほど遠くにはいないようだ。

    0

    2026/04/11 21:08

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大