メゾン・ド・ウィリアム 公演情報 劇団バッコスの祭「メゾン・ド・ウィリアム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 変えて来た印象。
    賞を取っての再々演など先が決まっていたからか、これまでとちょっと違った事をして来た感じ。まず現代劇が久々だったか。
    普段に比べると脚本的にはちょっと無茶もしてる気がしました。一貫させたものを内包してしっかり一歩ずつ進んでいくのがいつもだとしたら、今回はピース同士を繋ぎ合わせているというか。それだけに語られている内容だけ見ると前後の繋がりが弱い部分もありながら、挿入された殺陣が見所になっていてきっちり埋まっていた。これ、強みだと思います。あと、丹羽さんの演技。感情丸出しの彼の演技は迫ってくるものがあり過ぎてどんな気持ちで観ていようと説得させられてしまう。
    新劇団員も魅力的。丹羽さん・辻さんが中心になる事が多かったけれど、今後は配置を換えて別の試みも観てみたい。その二人があえて脇で違う事をやる姿も観てみたいですし。

    ネタバレBOX

    ちょっと強引な物語展開と過去の傷と占い師の登場辺りにシェイクスピアっぽさを感じ、「自首」という言葉に違和感を。事件が明るみになっていると出頭になるはずで、はてこれはマジミスなのかそれとも実はちょいちょい変な文脈が混じったりするシェイクスピアオマージュなのかいやいや森山さんは迂闊な事をしなさそうだしマジミスじゃねーだろとか思ってたら終演後に配布された解説で正に触れられてました。観てる時にうっかり騙されて気付かなかったら巧みだったけど、気付いて引っ掛かりになっちゃったのが惜しく感じたり。
    ありがちだけど、公岡自らがかつていじめっ子だったというほうが傷にも話にも深みが増した様な気も。

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    2011/01/14 02:11

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