上演時間の長さとか、面白かったらどうでもいい。
短くてもつまらねーもんはつまらないし、面白いのが書ける人は書きたいだけ延々と書いても面白い。後は観る側のスタンスとコンディション。蜷川さんのくそ長い演目を『短かったら面白いのに』とか言わないでしょ?
さて、何よりも着目したのは描かれているものに対して。これまでのろりえは表面上のネタ的な奇抜さが目立っていましたが、今回は明らかに内面をしっかり描くほうへシフト。人間を書いていたな、という印象。それでいてろりえらしい破天荒な面もあるので、状況に対するどんぞこ感が半端ない。
あの舞台、見切れお構いなしなのが潔くていい。途中で窓から転換部の人が見えてて爆笑しそうになりました。あんなもん、見て見ぬ振り出来るもんか。