第46回関東高等学校演劇研究大会 公演情報 関東高等学校演劇協議会「第46回関東高等学校演劇研究大会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    日本芸術高等学校「ゴジラ」
    音響が最高!ちゃららん♪ちゃららん♪~~から始まる音楽はまさにゴジラ。勿論、ハヤタ、モスラ、ピグモン、ミニラネタは登場しゴジラファンを沸かせる。どちらかというとゴジラよりも怪獣にめっさ詳しいワタクシはドキドキ、ワクワクしながら見入っちゃったよ。笑)
    物語に着ぐるみは登場しない。ゴジラもセットの裏側に乗っかってお山のてっぺんから人間がゴジラの動きをする。しかし着ぐるみはなくても充分に想像できる範疇だから、まったく問題はなかった。そうして、何故、ゴジラが着ぐるみを必要としなかったかが、終盤になって謎解きされる。
    それにしても・・ゴジラ役の木村雄作がめっさデカイ男だった。苦笑!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    三原山の噴火に伴ってやよいの家族は避難することになるのだが、噴火を見たやよいの妄想と家族の物語。殆どコメディ。

    やよいの父は裏千家一ノ瀬流茶道だったが、この父がめっさ面白い。裏千家のくせに味音痴なのだ。更に祖母のキャラクターもハンパではない。この家族を牛耳っているのが祖母なのだ。笑

    やよいはゴジラを好きになってしまい結婚の約束をする。そこでゴジラはやよいの家族に「やよいさんをください。」とのっし、のっし・・と頼みに来るわけだ。びっくり仰天した家族は勿論、反対するがゴジラは火を噴きながら説得する。笑

    しかし祖母は黙っていない。お前にはミニラという子どもがいるじゃないか!結婚しててやよいをくれとはどうゆうことじゃ!・・と。笑
    困ったゴジラは一時退散し、怪獣仲間に相談するのだが、ここでの会話がバカバカしくもリアルなコメディ。円谷英二も登場させちゃうのだから、いやはやワタクシなど大いに楽しんで笑ったわさ。

    悩みぬいたゴジラは生まれ変わってやよいの元に必ず現れる。その時は結婚しよう!とこれまた火を噴きながら山に戻っていったのだった。やがて三原山は噴火し、一ノ瀬家と地域の人々は避難する為に船に乗り込むのだが、やよいだけが中々、乗り込まない。遠くの噴火を愛しそうに眺めているのだった。そこに慌てて逃げてきたでっかい青年を見つけたやよいは「ゴジラ?、・・ゴジラ!!」と叫ぶ。その名前の真意をよく理解出来ない青年は、首をかしげながらも、とりあえず、さあ、一緒に逃げよう!とやよいの手を掴むのであった。めでたしめでたし。

    個人的にものすっごく楽しんでものすっごく笑った。
    やよいがゴジラに恋した場面から、ゴジラが山に戻るまではやよいの妄想の中の物語だが、結果、ゴジラのような青年と恋に落ちる予感を残しほんわかとさせる終わり方は心地よかった。

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    2011/01/11 12:27

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