第46回関東高等学校演劇研究大会 公演情報 関東高等学校演劇協議会「第46回関東高等学校演劇研究大会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    浜松海の星高等学校「ホーリーナイト」
    素敵なファンタジーだった。個人的にこういった芝居は好みで大好きなのだが、このミュージカルで歌われるキャストらの声が美しい。特に素晴らしかったのは北谷優希の天使のような声。また、キャッツのような衣装で広場に集る猫たちの集会の場面では、バックに映るブルーの空とそこに浮かび上がる大きな満月のワンシーンはシンプルな舞台セットと完璧に融合し美しい一枚の画を見てるかのようだった。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    小学生のあきらは飼い猫のホーリーを庇って自分が事故にあってしまう。これに責任を感じたホーリーは落ち込んで家出をしてしまう。ホーリーが居なくなってしまってから笑顔を失くしてしまったあきらを見たサンタクロースはサンタ学校のサンタの見習い生・2号に課題を出す。それは「あきらを笑顔にすること」。

    これを受けて2号は白い猫となりホーリー達の仲間になってあきらの想いを伝えることを思いつく。猫たちはどうしたらあきらを笑顔に出来るか、どんなプレゼントをしたら喜ぶかを考えた挙句、「ホーリーナイト」の物語を歌にしてプレゼントしようと考えた。「ホーリーナイト」はクリスマスの晩に拾われた黒猫と家族の物語だ。

    こうして2号はあきらを広場に読んで猫たちの歌を聴かせるのであった。ベタで解りやすい何処にでもあるような内容だ。だけれど、とにかく楽しかったしキャストらが吐くセリフもひじょうに聞き易かった。滑舌が素晴らしい。シンプルだけれどジーーン・・と響いて、じわっとしてなんだか涙が出た。心が温かな甘水で満たされたような芝居だった。

    夢と希望に満ちたファンタジー。



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    2011/01/10 22:06

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