公演情報
m sel.プロデュース「朗読劇『シロノオト』」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。心を強く揺さぶる物語。
舞台は 冬の東京、路地裏にあるバーでの或る夜の話。客の愚痴とも嘆きともいえる独り言、それを聞かされる いや聞く店員との滋味溢れるお話。物語は5話から成っており、訪れた客には見知った者もいるが 常連客ではない。フラッと立ち寄り酒を飲んで思いを吐露する。顔なじみではない店員だからこそ愚痴がこぼせる。静かに淡々と話す姿、そこに内面を滲ます巧さ。照明の諧調とピアノの音色が優しく包み込むような演出。ちなみに5話にサブタイトルが付いていたのか聞きそびれた。
話に共通しているのは「決別」といった悲しみ、胸に去来する想いを振り切るかのように酒を飲む。客によって酒の嗜好や種類が異なる。その酒に纏わる話が物語の内容に深く関わっており印象深い。キャスト(全員 女優)はデザイン違いであるが皆 白色衣裳で統一。椅子が2脚あるがそれにもシルクの布。台詞の中に 雪がちらつくと…。全体的に白をイメージさせ、そこに浮遊感と透明感を表す。同時に抒情的な印象。
(上演時間1時間25分 休憩なし)