朗読劇『シロノオト』 公演情報 朗読劇『シロノオト』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    スゴく雰囲気のある連作朗読劇ですね。グッときました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。心を強く揺さぶる物語。
    舞台は 冬の東京、路地裏にあるバーでの或る夜の話。客の愚痴とも嘆きともいえる独り言、それを聞かされる いや聞く店員との滋味溢れるお話。物語は5話から成っており、訪れた客には見知った者もいるが 常連客ではない。フラッと立ち寄り酒を飲んで思いを吐露する。顔なじみではない店員だからこそ愚痴がこぼせる。静かに淡々と話す姿、そこに内面を滲ます巧さ。照明の諧調とピアノの音色が優しく包み込むような演出。ちなみに5話にサブタイトルが付いていたのか聞きそびれた。

    話に共通しているのは「決別」といった悲しみ、胸に去来する想いを振り切るかのように酒を飲む。客によって酒の嗜好や種類が異なる。その酒に纏わる話が物語の内容に深く関わっており印象深い。キャスト(全員 女優)はデザイン違いであるが皆 白色衣裳で統一。椅子が2脚あるがそれにもシルクの布。台詞の中に 雪がちらつくと…。全体的に白をイメージさせ、そこに浮遊感と透明感を表す。同時に抒情的な印象。
    (上演時間1時間25分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    Barを舞台にした5短編連作。店ベルが鳴り 客が中に入る。(女)店員が席へ案内し話は始まる。

    第1話(酒:ビール)
    客はビールを注文した直後、Barに来てビールを注文するなんてと自嘲する。好きでやってきた歌手も今日でやめ 地元へ帰るまでの小一時間。女はライブハウスで歌っていたが売れない、一方 歌手をやめ女優へ転身した女との語らい。女優は売れ しかも結婚し幸せ。好きだが成功するとは限らない と自分に言い訳して諦念を飲み込むようだ。

    第2話(酒:マリブミルク=カクテル言葉は「純粋・純心」)
    大学の時 憧れていた先輩が海外転勤し 思いは潰えた。そんな時 交際を申し込んでくれた彼とそろそろ結婚かと思っていたが、半年前に別れを告げられた。そして 今日 元カレから「結婚するとメール」。この店は元カレが連れてきてくれた。飲めない彼女に勧めたのがマリブミルク。その白色カクテルの中に元カレの優しさが隠されていた。

    第3話(濃いウィスキー)
    父親の葬儀帰り。父が亡くなっても泣けなかった。2人姉妹の姉、幼い頃から厳しく躾けられ 妹は甘やかされて育った。その妬み嫉み 愚痴をこぼし飲むが酔えない。一度だけ父に逆らった。大学進学時に自宅を出て一人暮らしをしたい。その時にくれた紙を財布の奥にしまい込み、今日も父が残した(手)紙を受け取った。どちらの紙にも千円札が包まれていた。実家迄の片道交通費。遠くない距離、辛くなったら帰っておいで と。

    第4話(ビール)
    第1話で女優になった女が離婚して、自分が本当に望んでいることは何なのかといった迷い道。女優として売れ 結婚もして と順風満帆だったはずが夫とのすれ違い(生活や気持など)。手っ取り早く売れたいがために好きな歌をやめてしまった後悔。売れなくても好きな歌を続けている友人(第1話)が羨ましく思える。その友人にビールの味と一気飲みを教えたのは自分だった。

    第5話(ウイスキー)
    この店の店員の話 といってもマスターは父親。父は自由人で店を放っておいて旅に出たと思っていたが、父と離婚した母がフラッとやってきた。実は(父は)入院していると言う。Barという営業形態から幼い頃から娘とはすれ違いの生活。それでも店の窓から見える小学校へ向かう娘の姿を見ていた と母は教えてくれた。自分が知らないところで見守ってくれていた父--早く退院できればと願うばかり。

    しっとりとした雰囲気の中で紡がれる朗読劇、とても観(聞き)応えがあった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お酒のお話しが主体と成っています

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