大人は、かく戦えり 公演情報 シス・カンパニー「大人は、かく戦えり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    肩が凝らない大人のドラマ
    今年の初観劇作品となりました。1時間25分、あっという間で、体調のこともあり、短いのが有難かったです。
    肩が凝らずに、芸達者な人たちの芝居を気楽に観られたという感じ。
    期待したほど、丁々発止という感じではなく私には物足りなかったです。
    「お時間と興味があるかたはどうぞ」というおすすめ度で、何が何でも見逃したら損とまでは感じませんでした。
    俳優さんたちが楽しんでるのを見せられた印象で、稽古風景が目に浮かぶようで、いまいちドラマに惹き込まれなかった。

    ネタバレBOX

    息子同士の喧嘩で、怪我をさせられた子の両親である大竹しのぶ、段田安則と、怪我をさせた子の両親の秋山菜津子、高橋克実が、大竹たちの家で話し合いをするところから始まる。
    そのなかで、お互い相手に感じる反感や虚栄心、夫婦の間のどこの家庭でもあるような心のすれちがいや問題点が浮かび上がり、酔っ払ってホンネが出て、喧嘩が始まるという・・・。
    秋山が最初からマクベス夫人のように大仰に険しい表情を作っているのが気になった。大竹はちょっと嫌味なインテリ夫人を楽しそうに演じている。日本人でなくフランス人に見えるのはお手柄。最近、顔芸で芝居をするところが気になるが。名女優なのだろうが、私は元来、この人の巧さがよくわからないというか、私の考える「巧い女優」のタイプではないため、苦手である。
    段田、高橋も完全に自分の役にしているのはさすが。
    ただ、このドラマ、日本人ではこうはならないと思う流れなので、観ていていささか鼻白む。
    客席の中高年女性は、日ごろのストレス解消になるのか、まるで綾小路きみまろの漫談を聞いているかのように爆笑していた。
    そう、きみまろの感覚に近い芝居かもしれない。「あるある、でも他人事だから笑える」みたいな笑いだ。
    終わり方があっけなく、「あれっ!」という感じだった。

    1

    2011/01/06 21:05

    0

    0

  • きゃる様

    この芝居、今のところ、私以外にご覧になったのが、きゃるさんお一人なので、今日まで、ネタバレ欄は拝見せずに観劇し、帰宅してから、きゃるさんのネタバレを拝見したのですが、やはり、きゃるさんも、大竹さんの演技は苦手な方でいらしたのですね。(笑)

    でも、今回の大竹さんには、私は結構好感が持てました。
    相変わらず、喉をつぶしそうな発声法ではありましたけれど…。

    これまでのきゃるさんの観て来たを拝読し、今更気付いたことがあるのですが、コメディに関しての好みは、きっと、きゃるさんと私とは、どうやら全く真逆のようですね。(笑)

    2011/01/20 01:40

このページのQRコードです。

拡大