ロメロが街にやって来た 公演情報 elePHANTMoon「ロメロが街にやって来た」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    サッソク、見応えあり!
    役者 村木(泉光典氏)の楽屋で繰り広げられる、
    『ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ』マニアの
    公募エキストラの波多野(江ばら大介氏)との濃密な会話劇。

    立場が違う2人のギクシャクした感じからはじまり、
    ゾンビよりも人間の方が怖いと思うほど、
    胃が痛くなるような緊張感あふれる会話がつづく。
    次第にジワジワと2人の過去が暴かれ関係性が見えて。
    大変見応えありました!

    『ロメロ』に関する超マニアックな部分もおもしろかった!

    ラストは不思議と清々しいかんじが。
    波多野がずうずうしすぎて、さらに頑固すぎて、
    でも『ロメロ』に関することだと素直で。
    次第に笑えて最後にはおちゃめにさえ見えてくる。

    elePHANTMoonは「心の余白にわずかな涙を」を
    1作しか観ていないので比べて的確なことが言えないのですが、
    サッソクの作品も人間の心の深い部分や痛み、
    登場人物のアンバランスさや歪んだ関係が
    丁寧に描かれていることからイズムを感じました。

    サッソクの旗揚げから観劇できたて大満足!
    次の作品も楽しみ!

    ネタバレBOX

    波多野役の江ばら大介氏はゾンビ特殊メイクで登場。

    ↓ こんなかんじでございます(江ばら氏ブログ)
    http://ameblo.jp/plutonium239-1945/entry-10729232113.html

    痛々しい傷跡がリアルなのに対してエキストラなので
    そこ以外は若干残念な荒いゾンビメイクに…。
    トム・サヴィーニの特殊メイクを待つ役者 村木に
    あこがれるエキストラだけに。

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    2011/01/06 02:32

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