脚光を浴びない女 公演情報 グッバイハローproduce「脚光を浴びない女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    〈グッドチーム〉

    初演は劇団ハートランドで2015年。劇団が女性のみの演劇ユニット、プレオム劇に再編されて再演、再再演。今回、4回目だそうだ。中島淳彦氏脚本、青山勝氏演出となると観たくなるのは至極当然。期待にたがわずメチャクチャ面白い。
    女性ばかり団地のご近所モノとして「昭和のアンパサンド」みたいな濃い笑い。構えは今村昌平っぽい重喜劇。今平の『うなぎ』みたいな苦笑気味の重い奴が炸裂。笑うに笑えないネタだが、ググッと喉の奥で笑う奴。

    工業地帯に立つ市営団地。築50年、4階建てでエレベーターもない。主人公、中村まゆみさんはスーパーでパートをしつつ工場勤めの旦那とアメフト部の大学生の息子を持つ3階住まい。溜まり場になっているのか来客が多い。九州の父親が亡くなって一年、実家で一人暮らしの母親(西山水木さん)が五万円お小遣いをくれた。かつて一瞬だけ弱小芸能事務所に所属した過去もある彼女はふとエレキ・ギターを買おうかと思い付く。

    団地の取り壊しと立ち退きの噂。元教師のもりちえさんは高校生の娘(演出助手の高橋真希さん)がグレてピンク・パイレーツ?という名の暴走族に加入、頭を悩ましている。

    田中千佳子さんの中学生の娘(伊藤りりかさん)は将来について悩んでいるらしい。

    上階の山口智恵さんは惚け始めているのか毎回階を間違えて帰宅してしまう。

    団地住民皆が怯えている元工場の労組の女リーダー、中村裕子さん。独自のルールで皆を仕切る。

    団地に越して来たばかりの井場景子さん。人間関係はよく判らないが何とか苦笑いで皆に合わせないと。

    とある事件で一年間ここを離れていた高山佳音里さん。

    中村まゆみさんのスーパーの同僚、木下綾夏さんはバンドを組んでいるそうでエレキ・ギターの相談に乗ってくれる。

    サンモールスタジオは喜劇の聖地。観客は沸きに沸いた。キャスティングで既に成功は約束されたようなもの。甲乙つけがたい手練役者が奏でる協奏曲。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    中村まゆみさんのよく通る声、もりちえさんのコーラスとカホン、山口智恵さんの縦笛···、曲も素晴らしい。西山水木さんが小節を回す『北国の春』も決まる。

    伊藤りりかさんは無気力ダンスが素晴らしい。何処かで観た記憶があるが思い出せなかった。

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    2026/02/18 06:36

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