宝島 公演情報 Project Nyx「宝島」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2026/02/07 (土) 14:00

    座席1階

    寺山修司のトリビュート演劇。ニクス主宰の水島カンナが寺山役などで登場する。寺山の映像をふんだんに使い、随所に寺山の短歌を配してそのメッセージを伝えている。2014年の前回舞台から大きくリニューアルし、まったく新しい「大人が楽しめるメルヘン」に仕上がっている。

    船乗りになりたいと思いながらもなかなか外に出る勇気を持てないでいた少年が、周囲のユニークな大人たちの助けで宝島を探して冒険に出る。演劇集団円が子どもシアターとして取り上げた舞台を水島が見て、ニクスの美女劇に仕上げて上演。今作はこれをさらにブラッシュアップして、(強制的)観客参加型でおおいに楽しめる。

    メルヘンではあるが、なんといっても見どころはニクスの真髄であるアングラ的な歌と踊り。あちこちにおやっと感じる魅力的な仕掛けがなされているのは、演出の金守珍の鋭いところだ。また、二クスの舞台を音楽から彩る「黒色すみれ」の歌と演奏は今回も素晴らしい。コスチュームも舞台での動きも登場人物たちと同列に扱われていて、まさにこの二人がいなかったら舞台は成立しないと言ってよい。

    二クスのニューヨーク遠征「青ひげ公の城」で活躍した伊藤さやかが、インターミッションの物販宣伝からポストトークの司会まで、舞台にとどまらない大活躍。流れるような英語を織り交ぜて客席を引っ張った。客席が参加する仕掛けは詳しくはここでは書かないが、子どもから大人まで絶対に楽しめること請け合いだ。

    ポストトークで明かされた、二クスの今後の海外進出の構想。ロンドン、そしてパリ・アビニョン。特にアビニョンは世界的演劇祭が行われる場所で、ここで日本の女性劇団による日本独特のアングラ劇が行われるというのは画期的。ニューヨークでの成功をステップにして、アングラ劇が世界に羽ばたいていくと思うとワクワクする。

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    2026/02/07 17:30

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