ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】 公演情報 青春事情「ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    演技の違和感が残った
    チケットがフェリーの乗船券になっていて、こういう細かい工夫に好感が持て、期待感がふくらんだが、ロボット父さんが出てきたとたん、ガッカリしてしまった。脚本としては悪くないのに、最後まで違和感が残り、我を忘れて感動できなかった。
    最前列の2人が号泣していたので、よけいにシラーッとしてしまった。
    でも、観たことは後悔していない。観ないであれこれ想像するより、自分の目で確認してよかったと思う。

    ネタバレBOX

    「父と暮らせば」をもじったようなタイトル。こちらも、母のいない愛娘を支える父親の話。
    親友の病死により、急場しのぎで作った父親の代用ロボット(大野ユウジ)というためか、見た目も非常に安っぽいロボットだった。大きな乾電池を背負い、「昔ながらの田吾作」風の風貌のわざとらしいいでたち(笑)。しかも、動きをロボットらしくみせようとすることで、逆に役者の持つ生々しさが見え隠れし、生理的にとてもなじめなかった。そのへんを先日のあかぺら倶楽部のロボット芝居は克服していたので、つい比較してしまう。
    動くたびに機械音が出るのだが、途中、回想場面でもないのになぜか機械音が出ない箇所があったのも気になった。
    ロボット以上に、婚約者(加賀美秀明)の回想場面のつなぎかたがギクシャクしていたのが印象に残る。源さん(海野デカ)の俳優の演技の緊張感が持続しないので、回想場面と現在との差がなく見え、年齢がいったいいくつなのかわからなくなるのも難に感じた。
    島に来たとき、娘のりつは乳飲み子だったようだが、母親はどうしたのだろう。説明を聞き逃したのかもしれないが把握できなかった。
    作家(高桑恭彦)と演出家(松本悠)が島民として出ているが、これが両脇に人形の仕掛けをくっつけて笑いをとろうとするのがサービスのつもりかもしれないがわざとらしく感じた。
    俳優では大地の親友・翔太の本折智史と、島のスナックのママ名水の貫井りらんがその役らしく見え、とても良かった。
    娘のりつの藤吉みわは、「お父さんなんて嫌い」とロボット父に悪態をついて泣く場面が良かった。
    ロボット物は「寿命による回収」で終わるのが宿命的な通例のようになっていてこれもそうだった。
    終幕近く、りつと婚約者の食事場面があり、照明が暗くシルエットなので食べるまねごとだけかと思ったら、本当に食べていたらしく、カーテンコールの挨拶の間ずっと加賀美が口を動かしていたのもマナーとして気になった。
    りつの藤吉はそうではなかったので。


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    2010/12/18 10:20

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  • みやびん様

    コメントありがとうございました。
    違う作品のときにまた拝見したいと思います。

    2010/12/21 15:12

    ご観劇いただき、ありがとうございました!

    また、沢山のご感想・ご指摘をありがとうございました!

    今後舞台を作る上で、参考にさせていただきます。


    青春事情、また新しい舞台づくりをして参りますので、また次の舞台を是非ご覧いただけたら幸いです。

    『ロボと暮らせば』のご観劇、本当にありがとうございました!

    2010/12/21 00:09

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