虫虫Q 公演情報 市原佐都子卒業研究「虫虫Q」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    勘で行って正解
    これは好きだなあ。きっと作者が二十数年間感抱えてきた「女」というものの周辺にあるもやっとした感覚を、こねてこねて削いでこねて形にしたのだろう。同情もさせないような寂しさの奥底に、それでもこれを表現したいんだという意思を力強く感じる。
    個人的には今まで観てきた女性作家が描く女性像の中で、一番リアルな感触だった。なにしろ「男」の欲望という視線に一切迎合しない視点で作られているのがいい。
    文学的な色を感じさせるが抽象に走らず実体の中で描ききる姿勢が素敵。
    役者や演出は、おっと思う瞬間と鼻に付く瞬間があったが、これからぐんぐん伸びてきそうな勢い。これからも作り続けてほしいなあ。

    ネタバレBOX

    つながりを求めながらも、元々染み付いてるコミュニケーション不全とのあいだでひたむきに対話してゆく可能性をシャットアウトしていってしまう「個」の憂鬱を
    同世代感覚として酷く共感する。
    だがその中でもつながりを求めにいった、ラストのねじれて不器用な前向きさがすごくいい。ビターだけどすごくいい。ラストの台詞は可能性とみていいんだよなきっと。



    しっかし団体に関わらず桜美林で舞台観ると必ず他の観客との感性の落差を意識するのはなぜなんだろう。いつまでも笑いが反射的すぎやしないか。

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    2010/12/12 03:03

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