なんだかんだで解散ではあるものの、
前回と今回は再演作品で早い内から台本が役者の元にあった訳で。質での勝負が出来たなという印象。それまではひたすらに突っ走っていてそれも58の魅力の一つではあったのだけど、箇所によってしっかりと速度を使い分けたりコーナリングを如何に綺麗に曲がるかもレースの楽しみ方。いつの間にかレースに例えていました。
そもそも台本の時点で役柄の存在意義がそれぞれハッキリしているのはあるとしても、配役のハマり具合も良かった。それぞれが何をやるべきかが観る側にも分かって、だからこそ何をやって欲しいかという期待も生まれた。感情移入というよりは親近感かな。
個人的にはさいとうさんにナイスアクト賞を一票。役柄としての彼を応援していたのか彼自身を応援していたのか見失うくらい良かったです。