公演情報
趣向「わたしの隣人」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
象の鼻テラスを初訪問。てっきり堤防の突端にでもある天井の無いステージか何かだと想像していた。当日は急な寒さでしかも風が強くなり、野外ならとても耐えられそうもなく「行くなって事か・・」と挫けかけたが、着いてみればきっちり大きなガラスに囲われた立派な建造物であった。ぬくぬくと観劇。
その安堵感と疲労で途中また寝落ちの時間あり、比喩性の高いテキストの裏を読み取る作業が途中で断絶、不十分な観劇となった。宣伝文でも、アフタートークでもこれは自分の事を書いた初めての劇、とあったが、誰がオノマ女史=自分に当たるのか、どういう体験がこの夢の中のようなふわっとした劇に落とし込まれていたのか、は判らなかった。
趣向は、言語過多な台詞量で(油絵のように何重にも塗りたくって)形をあぶり出すテキストが通常形かも知れない。前に見た一つと今作に共通する事は「語量を抑えた」小品では穴の埋まらなさ即ち伝わりづらさが否めない(勘が良いか同じ感覚を持ち合わせてる人には伝わるかもだが)、という気がする。作者自身にとっては言葉一つ一つに意味が籠められているのだと思うが・・。今回はそんな感想しか書けない。