サイハテ 公演情報 演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)「サイハテ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    自分好みの面白いSFだった
    なんか 80年代にこんな感じの映画を
    よく見たなーって記憶があります
    イメージで言うと「赤ちゃんよ永遠に」とか
    そんな感じかなーって
    何か他にもあったな
    太陽挟んで地球の公転軌道上に
    もう一つの地球があってーみたいな映画が
    それにも感じが似てるかな
    分類するなら不条理 SF っていうトコか
    とても とても静かな舞台でありました
    白い円形舞台と黒の素舞台に
    白いレース垂らしての白黒モノトーン配色も
    印象に残りました

    ネタバレBOX

    イメージ的にはデストピアなんだけれども
    そうでもないような変わった世界観だった

    定年退職後に書類審査が通ると
    サイハテに行く権利が貰えるという
    関所のビルディングにて
    1日1回 ガラガラを回して当たりが出たら
    サイハテに行けるのだが
    主人公の元職場の上司が10年も
    日々抽選やっててずっと関所に住んでいる
    ココだけ切り取ると衣食住を保証された
    よい老後みたいな気がしますが
    ココに居る方々は皆サイハテ行きを
    希望してるから本人からすれば楽園では無いと

    さて主人公の放棄した権利をもらい
    その先輩がガラガラを回すとなんと当選
    そして 主人公はサイハテに行くことに
    なるのだがサイハテに持ち込んでは
    いけないものの一つ 人骨を
    亡き妻のもの=遺骨=を隠し持ち
    行けなくなるかと思ったが
    何事もないのが一番という行動不明な
    政府の男により主人公は
    無事サイハテに行くことができたのだが
    ただ サイハテとは国の外に行けただけであり
    そこに楽園があるわけではなかった
    遠くの方には 別の国があるらしいと
    先にサイハテに来た人と出会い 聞くが
    主人公は全てから自由になったと
    妻望みであった いや
    本当は自分の望みだった と
    妻の亡霊との対話で気付かされた主人公
    サイハテにて決意として
    妻の遺骨をその場に ばらまき
    何処へと去るのであった
    遺骨が白いビー玉で表現され
    円形の舞台から周囲に散らばるのは
    音といいインパクトといい凄かったデス

    木製枠のラジオが
    なかなか良い小道具として印象ヨカッタ

    やりたい放題な感じの
    元職場上司の課長さんのキャラが立ってたわ
    スリッパ叩きの女性国家管理官さんもねー♪

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    2025/12/15 01:17

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