公演情報
劇団桟敷童子「一九一四大非常」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/11/27 (木) 14:00
大正3年12月に起きた炭鉱事故を描いた群像劇。
確かに事態そのものは悲劇だが、その状況下での人物それぞれを描いているので「濃密な人間ドラマ」という印象が強く重苦しさはあるが見応え十分。
そして坑道に残されて暗闇の中で脱出を試みる鉱夫たちと彼らを救助しようとしたり安否を気遣ったりする地上の人々を「舞台演劇として」交互に見せるのは今まで培ってきた桟敷童子の舞台美術のノウハウあってこそではないか。
思えば前作は従来の悲劇と趣を異にするいわば「軽悲劇」で、かつその後の進展を予期させる終わり方だったし「悲劇」の見せ方にバリエーションが出てきたのでは?(こちらの受け止め方が変わったのかもしれないが)
今後の「新たな悲劇」に期待♪