何んにも伊右衛ん門 公演情報 劇団阿佐ヶ谷南南京小僧「何んにも伊右衛ん門」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    八艘跳びならぬ「発想跳び」
    一応四谷怪談(の前半部分)を下敷きにしていながら、連想ゲーム的に思いついたものに食いついてあっちに行ったりこっちに来たりという、八艘跳びならぬ「発想跳び」ってところでしょうか。何でもアリでこの劇団の本領発揮?

    その「ハチャメチャさ」ゆえに観る者を選ぶとは思うけれど、個人的には好きだなぁ。

    ネタバレBOX

    また、ここの特色である段ボール製(!)の装置&小道具がいつもながら見事。まずは「そんなモノまで段ボールで作りますか!(笑)」な小道具に感心していると、一見壁だけだった装置からあんなモノやこんなモノまで「飛び出す絵本」方式で出るわ出るわ。しかも四谷怪談だけにちゃんとそれらしいシカケまであるし…

    それにしても冒頭でモーツァルト(だと思う)、劇中ではラフマニノフやブラームス、そしてクライマックスに芥川也寸志(「赤穂浪士」('64年)のメインテーマ)を使うとは、しかもそれが合ってしまうということに恐れ入りましたぁ!(もちろんお得意(?)の歌謡曲もガンガン使用)

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    2007/08/24 00:48

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