満足度★★
疲労感だけが残った「展覧会のような演劇」というコンセプトも演劇に対する先入観やある種の壁を取っ払う試みとしては評価できる。「日本国憲法」のときと同じ会場で、俳優が同時多発的に演じるのも、観客が移動自由なのも同様。それに伴う居心地の悪さが付きまとい、開場から1時間半強観たが、繰り返される演技もあるためか、途中でめまいに似た疲れが襲ってきて、グッタリしてしまった。ジャンルの固定観念を取り除くボーダーレスな“パフォーミング・アート”というのは、かつて自分も仕事で企画に関わった経験があるが、なかなか理解してもらうのが難しい。
ネタバレBOX
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2010/11/30 10:18
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